五十六 ＿未来への遺産＿ ページ7
承太郎一行の中で、とある説が浮上。
(今のは間違いなく『スタンド』……まさか、密航者のどちらかが……)
(サメの海にわざとJOJOを誘い込んだのか……？)
「な、なんだてめぇらーッ！
寄ってたかって睨み付けやがって
何が何だか分からねぇが、や……やる気かぁ！？
相手になったるっ！タイマンだぜッ！
タイマンで来いッ！」
(少女の方はとぼけてやがる……もっかい海に突き落とすか？)
(待て……それより、黙って見ていた女性の方が怪しい
……いやまず服装からして怪しい
アレでテロリストじゃなかったら私は何を信じればいいのかわからん)
(この船の船員の身元は全てチェック済み……この2人以外に考えられん)
正体を掴むため。スタンド使いだということを分からせるために、アヴドゥルが疑問を投げかける。
「おい
DIOの野郎は元気か？」
その言葉に、少女の方は首を傾げた。
「……？DIO？
なんだそれはァ！」
「とぼけるんじゃあねーこのガキ！」
「この「＿＿＿＿……『ディオ』……？」
言いかけた少女の言葉を制し、前にゆっくり歩み出たのは、女性の方だ。
「今……聞き間違いじゃなければ
＿＿『ディオ』と言ったのか？」
「オラァ！」
確信だ。この女性が、DIOを知っている事。それは、確かなるDIOの手下である証明。
承太郎は有無を言わさず、その拳を彼女の頭に打ち込む。
……しかし。
「……何故その名を知っている？どこで知った？
いや……それよりまさか、その名を今、ここで聞くことになるとは……
これは……とうとう、動き出したか
と、すれば……探さねば」
女性は、気にも留めない。それどころか、まるでダメージは入っていない様子だ。
「…………！？
スタープラチナの拳は完全に入った……
微動だにしねぇとは……てめぇ、何者だ」
「…………待て、承太郎」
「……じじい？」
女性は、身につけていたマフラーとローブのフードを外し、その顔を露わにさせた。
「……」
息を呑むほどの美しさだった。赤い目に、白い髪の毛と肌。薄い唇。
彫刻が動き出した。そう言われて、信じる人も少なくないだろう。
「あ……アルビノ……」
花京院が思わず呟く中、ジョセフは片手で頭を抑えた。信じられない、というような、それであって何かを懐かしむような表情をしている。
「……いや、なんか……『運命』じゃのぉ……」
「…………？」
「…………『ディオ』について……話を聞きたい」
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チョコだいしゅき(プロフ) - てめぇにやる名前はねぇええええ！でジョセフだなって悟った。 (2021年9月23日 0時) (
レス) @page21 id: c43c134812 (このIDを非表示/違反報告)
メイム(プロフ) - 更新ありがとうございます！ (2019年7月30日 22時) (レス) id: 89648f6823 (このIDを非表示/違反報告)
メイム(プロフ) - 引き込まれるお話のお上手さ…！ (2019年7月15日 23時) (レス) id: 89648f6823 (このIDを非表示/違反報告)
レイれい(プロフ) - 通知来たら真っ先にこれ見ます！面白いです！頑張ってください！ (2019年7月15日 18時) (レス) id: bed35b9be5 (このIDを非表示/違反報告)
神奈(プロフ) - とても続きが待ちどうしいです！これからも体が壊れない程度に頑張ってください^ ^ (2019年5月1日 2時) (レス) id: c414ab850f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：1匹のメタリカ | 作成日時：2019年4月18日 23時
