夢の咲学院を欺いた道化師

1話 ページ4

Aside


『はぁ………めんどくさ』


停学明けの2年生になって初めての登校日


私は、夢ノ咲学院の職員室へ迎いながらそう呟い
た


しかも、ここに来るまでに人にぶつかって面倒だったし


(どうせなら退学届け出せばよかったかな？)


そうこうしてるうちに職員室についた


ｺﾝｺﾝｺﾝ

『失礼します。椚先生はいらっしゃいますか？』


椚「あぁ花野さん、おはようございます。停学明けおめでとうございます」
　

『ありがとうございます。ところで私は何組なんでしょうか？』


椚「貴女は2-Bですね………それと放課後生徒会室に来るように天祥院君が言っていたのでお忘れく」


天祥院め……………


『わかりました』


椚「では着いてきてください」


なんだか学院の雰囲気が少し良くなってる


確か《革命》が成功したんだっけ？


プロデュース科が出来て、女の子が1人入ってきたんだよね


《Trickstar》か…………


五奇人みたいに壊し甲斐があればいいな


でも今の情報量じゃあ対策が練れないからなぁ


放課後、天祥院にライブの事を言えば了承は貰えるだろうし………………


(ふふ、早く壊したいなぁ)





その時私は、割りと早くその願いが叶うなんて知るよしもなかった

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