【忍たま】私は幸せを願った2 (ページ47)

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立花｢あとはそうだな…五年生とはよく絡んでるところをよく見るが、仲がいいのか？｣

『うーん…一方的に向こうが勝手に絡んでくるぐらいなので仲がいいとは言いにくいですね…

本音を言えば｢心配だから｣と言って過保護すぎなところが面倒くさくなってきました』

立花｢フッ、よっぽどお前のことを気に入っているようだな｣

『私の何処が気に入るのやら…』

立花｢そうだな…例えばだが、お前がおはぎを食べた時の美味しそうな顔とかをしてるところじゃないか？

可愛くてずっと見ていられる｣

『…それみんな口を揃えて言いますね。

というか自分ていうのもあれですが、この綺麗な顔立ちで可愛いとは言いにくいと思えますが』

立花｢確かにそうだが、まぁ、よくに言うギャップというものだ。その美しい顔立ちだからこそ可愛く思えるのではないか？｣

『…よく分かりません』

立花｢まぁ、あとはそうだな…その顔立ちを利用して女装姿を見たいという興味はあるな｣

『じょ、女装！？』

立花｢なんだ？試してみるか？｣

『いやいや、いいです！しません！』

立花｢まぁ、それはまた別の日に考えておこう。

まぁ、こんな感じでお前の面白そうな所が多いから気に入ってるのではないかと私は思う。

現に今もからかいがあって面白い｣

うわっ、私利用されやすい奴じゃん。
それに女装の件も冗談ではなくガチの方だし…しばらく逃げておこっかな…

けど、立花さんは何事にも冷静で落ち着いた人だと思っていたが…15歳らしいところもあるんだな

立花｢今日帰ってくる日だから聞いてみたらどうだ？

私の何処を気に入っているのですか？とな｣

『聞きませんし聞きたくもありません

…ですがそうですね。それは言いませんが彼らに｢おかえり｣とだけ、言っておきましょう』

立花｢…実はあいつらがいなくて寂しいと思ってないか？｣

寂しいか…確かにそうかもしれない。

守一郎くんや三木くんと話しててすごく寂しいというわけではないが

彼らのいない学園は少し寂しいものだと今更気づく。

もしかしたら私も徐々に彼らに心を開いてきてるのかもしれない。

『うーん…そうかもしれませんね』

そう言って私は最後の一口のおはぎを食べた。