【忍たま】私は幸せを願った2 (ページ5)

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タカ丸｢実はね、浜くん、昨日先輩達の話を聞いてとても心配してたんだよ。本当ならすぐにお見舞いしたかったらしいけど保健委員達に止められちゃってね…｣

『そう、だったのですか…』

タカ丸｢すごく落ち込んでたよ。四年生の僕達や田村くんでさえ沢山慰めても落ち込んでて俺達も心配だったんだ。
だからAくんが元気になって浜くんも元気になったからこれで一安心かな｣

心配したりしてなかったらいいな、と思ってはいたが、
まさか四年生みんなが心配するほど落ち込んでいたとは思わなかった…

『本当にすみませんでした。私の無理したせいで守一郎くんや四年生の皆様に迷惑を…』

タカ丸｢いいよいいよ。僕もAくんのことすごく心配だったけど、こうやって元気な顔が見れて安心したから気にしないで｣

『…ありがとうございます。斉藤さん』

タカ丸｢タカ丸でいいよ。みんなもそう呼んでるから｣

『では、タカ丸さんで』

タカ丸｢うん。改めてこれからもよろしくね。Aくん｣

｢はい｣と答えると守一郎くんは自分が頼んだ物を持ってきて私の隣に座った。

『…守一郎くん』

浜｢どうした、A｣

『話はタカ丸さんから聞いたよ。心配してくれてありがとう』

そう言うと彼は少し悲しそうな顔を私に向ける

浜｢…本当に、大丈夫なのか？｣

『うん。傷が開いてしばらくは保健室に通わなくちゃいけないけど、熱も引いたからもう元気だよ』

浜｢そっか、良かった！何かあったら俺に頼っていいからな！｣

『わかった。さ、早く食べないとご飯が冷めちゃうぞ』

そう言って私達は3人声を揃えて｢いただきます｣と言うとおばちゃんから｢お残しは許しまへんで｣と聞こえた。

タカ丸｢そういえばAくんのご飯、大盛りだね…食べれるの？｣

確かに、今日は控えるつもりだが、それでもご飯は山盛りだ。

『はい、ご飯が大好きなので』