【忍たま】私は幸せを願った2 (ページ25)

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私が会計の手伝いをする話ページ25

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あの後、私は急いで自室に戻りため息をついた。

逃げてきちゃたけど、ちゃんとお礼言ったから、いい、よね…

あー、もう！みんなが可愛い可愛いって言うから

てか、この子の顔は可愛い方なのか？美人だから可愛いの分類とは違うような…？

そういえば、あんなに五年生が怖かったのに、今回は、怖くなかった

…なんでだろ？

そう考えていると、今までの疲れがどっと溢れ、睡魔が私を襲った。

閉じかける目と体が布団を欲しがりはじめる

『少し、寝よっか…』

私は布団をだして適当にひくと体が布団に引き込まれるように倒れた。

重たいまぶたをおろし、私は深い眠りにつく。

また、怖い夢を見なければいいな。

そう念じながら私は眠りについた。

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遠くから鴉の鳴き声が聞こえ、私は薄らと目を覚ました。

戸の隙間を見ると、オレンジの日がさして、今は夕方なのがわかる。

体を起こし、背伸びをすると少しスッキリしたような気がした。

すると次はお腹がなって空腹だ。

あれだけの豆腐料理を食べたのに、と自分に呆れながら立ち上がる。

『食堂に行って夕ご飯でも食べよ』

そう言って私は食堂に足を運んだ。

食堂に行くために廊下を歩いていると、後ろから私の名前を呼ぶ声が聞こえ、私は振り返った。

浜｢A、今から食堂に行く所か？｣

『守一郎くん。

うん。今から食堂に行くところ』

浜｢じゃあ一緒に行かないか？一緒に食べたい！｣

『あぁ。一緒に行こう』

そう言って私達は食堂に足を運ぶ。

守一郎くんとはこうして食堂に誘ってくれたり、事務の仕事を手伝ってくれたりなどしてくれた。

良い友人を持ったなぁ、と思ったが、
彼と親しくなればなるほど、罪悪感の芽が育っていく。

私は、男と装って彼と話している。嘘だらけの私の本当の姿を知ったら、彼は、私を嫌いになって離れてしまうのだろうか…

いや、これは私が決めたことだ。自分で決めたことを後悔するな

隠すなら隠し通せばいい。それでいいんだ、それで…

浜｢A？｣

『えっ、あぁ、すまない、少し考え事をしていた…』

浜｢そっか、何かあったら言ってくれよな｣

『うん。ありがとう』