【忍たま】私は幸せを願った2 (ページ13)

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そう言うと彼の瞳に涙が溜まるが、袖で涙を拭い、明るく元気な笑顔を私に向けてくれた。

『ありがとう。とても素敵な笑顔だよ』

夢前｢ありがとうございます！｣

乱太郎｢おまたせしました！｣

すると注文をした物を受け取った3人は席に座っていく。

『じゃあ食べよっか。いただきます』

そう言うと4人も手を合わせて｢いただきます｣と元気に挨拶をしてご飯を食べ始めた。

乱太郎｢Aさん、その傷大丈夫ですか？｣

『うーん、大丈夫とは言えないね。元々この傷は刀で刺された所だから少し酷いんだ…』

夢前｢さ、刺された！｣

しんベヱ｢想像するだけで痛そう…｣

『頭は左腕より酷くはないから一回包帯を巻くのをやめて黙ってたら…善法寺さんにめちゃくちゃ怒られた』

乱太郎｢それは当たり前ですよ！ましてや保健委員会委員長の伊作先輩を騙すなんて絶対無理ですから！｣

『あはは…結構はっきりと言うね』

乱太郎｢私も保健委員なので。保健委員会は敵も味方も関係せず怪我人を治すのが役目なので｣

『わぁ、頼もしい…。あ、他のみんなも委員会に入ってるの？』

きり丸｢はい！俺は図書委員会｣

しんベヱ｢僕は用具委員会｣

夢前｢僕は生物委員会です｣

『へぇー、実はね怪我が治るまで保健委員会の手伝いすることになったけど、怪我が治ってきたら他の委員会の手伝いもするつもりだから、その時はよろしくね』

そう言うとみんな目をキラキラと輝かせて｢はーい｣と元気よく返事をした。

その後、4人と話していると4人に｢名前で呼んでください！｣と頼まれたので私も返事するかのように4人を名前で呼ぶようになった。

そうしているうちにご飯が食べ終えた私含めて5人は食堂から出ようとした。

乱太郎｢あ、Aさん。今日の昼休み、私委員会の当番なので一緒に行きませんか？｣

『そうだね、一緒に行こっか』

そう言って私と乱太郎くんは3人に別れを告げて一緒に保健室に行った。