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かんっ！と響き渡り木刀は青空に向かって飛びあがる
土井｢勝負ありだね｣
『ま、負けた〜！ 』
私は尻もちをつき
土井さんの苦無は私の首ギリギリに当てられる
『やっと土井さんのチョーク避けられるようになったからいけると思ったのに、』
土井｢あはは、それは私も一瞬焦ったよ。強くなったなA｣
そう言って苦無を離し、手を差し伸べる
私はその手を掴んで立ち上がり服についた砂をはたく
和夫｢A、また負けたか？｣
『また負けましたよ和夫さん…』
土井｢けど、本当にAは強くなった。
よく頑張ったな｣
『うぅ、嬉しいけどそれでも悔しい〜！ 』
幸子｢みんな〜ご飯の準備できたよ〜！ ｣
幸子さんの声が聞こえた途端
私のお腹がなった
『ねぇねぇ土井さん、ご飯食べながら学園の話し聞きたい！ 』
土井｢あぁ、いいぞ｣
そう言って私達は家の中に入りご飯を食べる
土井さんの学園の話を聞くのも私の楽しみの一つなのだ
転生前とは真逆な生活だ
暴力がない、罵倒もない、追い出されたりもしない
温かいご飯を作ってくれる人がいる
抱きしめてくれる人がいる、私のために悲しんだり喜んでくれる人がいる、私の努力を認めてくれる人もいる
あぁ、幸せ
今の私はすごく、すごく幸せ
流れ星の願いが叶った
私はこれからもずっとこの暮らしが続くと思っていた
それが壊れるなんてありえないと思っていた
平和ボケしていたのだろう
それからこの暮らしが続きまた1年が経った
私は13歳になり、この日は私1人で街におつかいに行って帰るところだった
転生してから5回目、狙われているためあまり街には行けないし、行くとしても男装に変装して行かないといけない
毎回そばかすを付けるのが面倒臭い
けどその日、いつもなら幸子さんと行くのだがこの日初めて1人で行かせられた
珍しいと思いながらも最後に頼まれたお団子を買って帰る
何故だろう、胸騒ぎがする、気にしすぎなのだろうか
不安すぎて、気持ち悪い
私は不安のあまりに足が勝手に動き全力で走った
罠のない道を通って、そして、やっと家につく
私はその先の光景に頭が真っ白になった
遠くからでもわかる
そこには赤い液体を流す和夫さんと幸子さんが倒れており、その周りには5人の知らない忍者がいた
そしてその忍者の手には赤く染った苦無を持っていた
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勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 良いお話ですね〜(∩´∀`∩) (2023年2月11日 0時) (
レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
猫結び(プロフ) - 涙脆い幽霊さん» 嬉しいお言葉と応援ありがとうございます！初投稿でまだまだ未熟な所もありますが、このコメントをバネに頑張って夢主ちゃんが幸せになる結末を書いていこうと思います！ (2021年3月7日 21時) (レス) id: f6b7f3f5e6 (このIDを非表示/違反報告)
涙脆い幽霊 - こんばんは。第一話だけで、涙を流しました！これからも応援しています！！無理せず、頑張ってください！ (2021年3月7日 21時) (レス) id: 8867205e66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お昼寝 | 作成日時：2020年4月16日 2時
