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『…私より、忍たまの皆さんの方が凄いですよ。
私なんて人に怯えて、距離を置こうとして、なのに皆さんはそんな私に笑顔を向けてくれんですよ…優しさのあまりに、自分は情けないなぁって思ってしまいます。
だから怯えるのを隠したり、自然と話せるのを努力して、仕事もしっかりしているのはこれ以上人に迷惑かけないためにと思ったのですが…
その結果、傷が開いて、熱をだしてしまい逆に皆さんに迷惑かけてしまった…情けないです』
土井｢…君は情けなくないよ。
確かに君が怪我をして心配する者もいたさ、仕事が止まっているのも事実だ。
けど、誰も君のこと迷惑なんて思ってないよ。
この学園の生徒は良い子達ばかりだからな。
だから無理はしなくていいんだ。ゆっくりでいい、焦らなくてもいい。
無理して生徒達と合わせなくても君のタイミングで合わせればいいんだ｣
｢これ以上無理されたら私の心臓がもたない｣と言って苦笑をする。
私はまだ土井さんと過ごした時間は1日すら経っていないだろう。
なのに、彼は私が生きることを願ってくれてる。心配してくれる。まるで、本当の兄のように優しく接してくれる。
私は疑問だった
『…何故、そこまで私の事思ってくれるのですか？
私と土井さんの過ごした時間は、合わせて1日分ぐらい、ほぼ赤の他人です。なのに、私の心配や、手助けをしてくれるのですか？ 』
そう言うと彼はきょとんとした顔になった。コロコロと表情の変わる人だ
土井｢…私ときり丸に似ていたから、かな｣
『…似ている、どこがですか？ 』
土井｢同じ運命の道を辿ってしまった所が、かな｣
同じ運命、ということは大切な人の死、もしくは血の繋がった人の死を経験してきた人ということだろう。
今初めて、土井さんの過去のこと知った。
『同情で優しくした、ということですか…』
土井｢嫌、だったか？｣
そう聞かれるが、何故だろう、全く思わない。
小説の中ではよく｢同情されたって嬉しくない！｣という台詞が見られるが、初めて同情をする人を見つけたが、やはり嫌ではなかった。
『嫌ではありません。逆に安心しました』
そう言うと土井さんは｢そうか｣と安心した柔らかな笑顔を浮かべた。
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勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 良いお話ですね〜(∩´∀`∩) (2023年2月11日 0時) (
レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
猫結び(プロフ) - 涙脆い幽霊さん» 嬉しいお言葉と応援ありがとうございます！初投稿でまだまだ未熟な所もありますが、このコメントをバネに頑張って夢主ちゃんが幸せになる結末を書いていこうと思います！ (2021年3月7日 21時) (レス) id: f6b7f3f5e6 (このIDを非表示/違反報告)
涙脆い幽霊 - こんばんは。第一話だけで、涙を流しました！これからも応援しています！！無理せず、頑張ってください！ (2021年3月7日 21時) (レス) id: 8867205e66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お昼寝 | 作成日時：2020年4月16日 2時
