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眠りきったのか、瞼が無理矢理とこじ開けられ目が覚める
ぼやけた視界に、黒い服を着た誰かが私を見つめていた。
『…土井、さん？ 』
土井｢目が覚めたか…｣
そう言って私のおでこをそっと優しく手を当てる
土井｢熱は…下がったみたいだね。具合はどうだ？ ｣
『少し頭が痛いです。あとは、喉がちょっとだけ…』
土井｢慣れない声で過ごしたからな、痛むのは仕方ない。｣
少し開いた戸の隙間を見ると、空はオレンジ色の夕方になっていた。
『…二日目なのに、熱を出すとは思いませんでした』
土井｢私も兵助に聞いて驚いたぞ。君の左腕の傷が開いて熱も出したって。辛くなったら私に言いなさいと約束したばっかだと言うのに…兵助と三治郎が心配してたぞ｣
『…すみません』
土井｢けど、三治郎に聞いたが、木から落ちた三治郎を助けたんだってな。ちゃんとお礼がしたいとも言っていたよ｣
『別に、大したことはありません。夢を目標に頑張る生徒に怪我をさせたくなかっただけなので』
土井｢それでも、君は良いことをしたんだ。凄いことをしたと胸を張って思いなさい｣
そう言って土井さんは優しく私の頬を撫でる
すると｢話は変わるが｣と話題を変えた
土井｢君が眠ってる時すごくうなされていたが、怖い夢でも見たか？ ｣
確かに怖かった。多分昨日見た夢と同じ夢だったのかもしれない。
まだ、まだ私は過去に囚われている。呪いのように…
『…はい、思い出したくない過去を見ました』
土井｢そうか…あの日からまだ、二日しか経っていないからな、君がこうして仕事を真面目にこなし、苦手なことに向き合っていることだけでも凄いことだよ｣
土井さんは眉にシワを寄せて辛そうな顔をする。
まるで私の気持ちが彼にも伝わり、私に代わって辛いということを表してくれているような気がした。
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勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 良いお話ですね〜(∩´∀`∩) (2023年2月11日 0時) (
レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
猫結び(プロフ) - 涙脆い幽霊さん» 嬉しいお言葉と応援ありがとうございます！初投稿でまだまだ未熟な所もありますが、このコメントをバネに頑張って夢主ちゃんが幸せになる結末を書いていこうと思います！ (2021年3月7日 21時) (レス) id: f6b7f3f5e6 (このIDを非表示/違反報告)
涙脆い幽霊 - こんばんは。第一話だけで、涙を流しました！これからも応援しています！！無理せず、頑張ってください！ (2021年3月7日 21時) (レス) id: 8867205e66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お昼寝 | 作成日時：2020年4月16日 2時
