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『え…あぁ、もう大丈夫かと、思いまして…』
言えない。まだ治ってないけど包帯巻くのがめんどくさいなんて…言えない。
久々知｢…もしかして頭の傷が完治してないけど包帯巻くのがめんどくさいからしてない、という理由ではないよな｣
そう言われ図星な私は肩を跳ねる。
それに気づいたのか、善法寺さんの明るい笑顔がみるみると暗くなり、まるで鬼のような笑顔を浮かべる。
善法寺｢それは本当なのかな？｣
『いえ、あの、完治してるので、もういいかと……』
久々知｢なら、見てもらっても大丈夫だよな？｣
何故だろう、久々知さんの笑顔も鬼のような笑顔になる。笑ってるのに目が笑ってないのはこういう表情なのか。
そう納得しているうちに善法寺さんに頭を掴まれ傷を確かめる。
善法寺｢まだ傷が開いたままだ。何処が完治してるのかなぁ？｣
もうこれ以上嘘をついては逆効果だ。私は面倒くさがって包帯を巻いてなかったことを謝ると善法寺さんにこっぴどく説教された。
｢面倒くさがるなら僕や保健委員に頼って｣｢朝確認したよね？｣などと、まるで母親みたいに説教をする。
けど、治療は丁寧で優しく包帯を巻いていくのに対してギャップが激しい。
というか、久々知さんはいつまで私を捕まえたままなのだろうか、全く両腕を離す様子がないのだが。
異性と密着した経験が全くないせいか恥ずかしくなってきた、なんか顔が暑い。
ガミガミと叱られてる中、久々知さんが一言呟いた
久々知｢…A、顔が赤いぞ？｣
そう言って久々知さんの手が私のおでこにあてる。
彼の手は大きく、ひんやりと冷たい手をしていて触られる所が気持ちいい。
久々知｢…熱あるな｣
『えっ、熱あるのですか…？』
善法寺｢久々知くん、僕も確認するから手、どけてくれるかな｣
そう言って久々知さんの手が離れた途端すぐに善法寺さんの手が私のおでこにあてられた。
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勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 良いお話ですね〜(∩´∀`∩) (2023年2月11日 0時) (
レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
猫結び(プロフ) - 涙脆い幽霊さん» 嬉しいお言葉と応援ありがとうございます！初投稿でまだまだ未熟な所もありますが、このコメントをバネに頑張って夢主ちゃんが幸せになる結末を書いていこうと思います！ (2021年3月7日 21時) (レス) id: f6b7f3f5e6 (このIDを非表示/違反報告)
涙脆い幽霊 - こんばんは。第一話だけで、涙を流しました！これからも応援しています！！無理せず、頑張ってください！ (2021年3月7日 21時) (レス) id: 8867205e66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お昼寝 | 作成日時：2020年4月16日 2時
