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待って待って待って、怖い、叫びたい、めちゃくちゃ叫びたい!



私の肩をポンッと置き、小さい声だが聞き取れた。




「事情は聞いた、よく頑張った。六年ろ組の中在家長次だ。図書委員会委員長している、何かあったら頼ってもいい」





『えっと…ありがとうございます』





中在家さんは、無口、無表情と聞いたけど、無口すぎて声が小さい、耳が鍛えられそうな人だ。


…けど私の事情を聞いて頑張ったと言ってくれたのは土井さん以来だ。






「私は六年ろ組七松小平太だ!体育委員会委員長をしている!なぁお前!手伝いしてくれるなら今から裏裏裏山までマラソンするぞ!」






『へっ!』





七松さんは見るからにして暴君だとわかってはいたが、突然過ぎて対応が難しい、てか裏裏裏山って何!?






右手はもう掴まされてるし、駄目だ振り解けない。





学園長「待て七松小平太!」






今までワイワイとうるさかった空間が一気に静まる。







学園長「まだAにも言っていなかったことだが、皆に伝えておかなければいけないことがある」






『…なんでしょうか』





学園長「ワシの命令だ。Aはこの学園からの外出するのを禁止とする。勿論、裏山に行くのもダメじゃ!」





すると私と学園長以外みんな驚きのあまり声を揃えて叫んだ。




やっぱりか……




善法寺「何故ですか学園長!」





学園長「説明した通りAは城に狙われている身だ。むやみに外に出てバレたらどうする。Aの身の危険、そして学園全体の危険にも関わることなのだ」





食満「学園全体の危険って…!」





『…すみません、私が狙われている理由は話せませんが、もし私がこの学園にいることがわかったら学園の被害が及ぶのは確実です』





そう言うとみんな何が言いたそうだったが、口が開けられない。





『こんな私の身を学園長は受け入れてくれました。ですが、これを聞いて受け入れにくい人もいますでしょう。それでも構いません。無理やりこの学園から私を消してもいいです。


しかし、私はこの学園に恩があります。私が学園から消え去るまで恩を返し続けます。』






私はみんなの顔を見ながらはっきりと言った。

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勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 良いお話ですね〜(∩´∀`∩) (2023年2月11日 0時) (レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
猫結び(プロフ) - 涙脆い幽霊さん» 嬉しいお言葉と応援ありがとうございます!初投稿でまだまだ未熟な所もありますが、このコメントをバネに頑張って夢主ちゃんが幸せになる結末を書いていこうと思います! (2021年3月7日 21時) (レス) id: f6b7f3f5e6 (このIDを非表示/違反報告)
涙脆い幽霊 - こんばんは。第一話だけで、涙を流しました!これからも応援しています!!無理せず、頑張ってください! (2021年3月7日 21時) (レス) id: 8867205e66 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:お昼寝 | 作成日時:2020年4月16日 2時

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