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｢その腕の怪我、大丈夫？｣
予想外の言葉に私は勢いよく顔を上げてしまい、怪我した頭がズキリと痛んで小さく悲鳴をあげる。
｢大丈夫！無理しないで！｣
茶髪のふわふわの髪の人が私に近づき優しく頭を撫でようとする。
私は咄嗟に避けて彼との距離を離れた。
『すみません、けどこの怪我は大丈夫です。お気遣いありがとうございます』
｢そう…？あ、僕は六年は組の善法寺伊作です。保健委員会委員長しています｣
彼、善法寺さんは柔らかく笑う。
確か彼は不運大魔王と呼ばれるほどの不運な男と聞いている
そして敵味方構わず怪我している人を放っておけないほどのお人好しだ。
｢その怪我、忍者にやられたのか？｣
すると隣に座っているこの中で1番髪の短い人が私に話しかけた。
『…はい』
｢話には聞いていたが男のくせに小柄で弱そうな体つきだな…本当にお前が忍者を倒したのか？｣
『半分は感情で動いていましたが…間違ってはいません』
｢すげぇ…あ、俺は六年は組の食満留三郎だ。用具委員会委員長をしている。なぁお前、怪我が治ったら俺と勝負しないか！｣
｢おい！留三郎抜けがけするな！おいお前先に俺と勝負しろ！俺は六年い組の潮江文次郎だ！会計委員会委員長している！｣
『…剣術で良ければ、ですが』
食満さんは、後輩に優しいが、武道派で何でもかんでも敵に勝負を挑む勝負好きと聞いている。
そして潮江さんは、学年一忍者をしている男で食満さんと同様、勝負と鍛錬好きと聞いている。
確か二人は犬猿の仲だったような。
…勝負したくないのでできるだけ避けよう。
｢ほう、剣術が使えるのか｣
この中で1番の美男子と言えるほどの美貌を持つ髪がサラサラな人が口を開ける。
｢他に何が出来る？｣
『体術を少しと、薬の調合をちょっと…後は小さい煙玉なら作れます』
｢火薬を扱えるのか、それは興味深い。私は六年い組の立花仙蔵だ。作法委員会委員長している｣
『はぁ…』
立花仙蔵、学年1のサラストな髪を持つ人と聞いているが…本当に綺麗だ、女の私より綺麗と言えるだろう…
｢もそ…｣
左頬に傷跡のある人が何か言ってたけど…聞き取れなかった…えっ待って声小さくない？
するとその人が立ちあがり私に近づいてきた。
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勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 良いお話ですね〜(∩´∀`∩) (2023年2月11日 0時) (
レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
猫結び(プロフ) - 涙脆い幽霊さん» 嬉しいお言葉と応援ありがとうございます！初投稿でまだまだ未熟な所もありますが、このコメントをバネに頑張って夢主ちゃんが幸せになる結末を書いていこうと思います！ (2021年3月7日 21時) (レス) id: f6b7f3f5e6 (このIDを非表示/違反報告)
涙脆い幽霊 - こんばんは。第一話だけで、涙を流しました！これからも応援しています！！無理せず、頑張ってください！ (2021年3月7日 21時) (レス) id: 8867205e66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お昼寝 | 作成日時：2020年4月16日 2時
