検索窓
今日:10 hit、昨日:27 hit、合計:86,665 hit

ページ20



『お、遅れてすみません、ただいま戻りました!』



小松田「あ、おかえり〜

どうだった一年は組の生徒のみんなは」



『たくさん質問攻めをくらいました…けど小松田さんの言うとうりとても良い子達でした』



小松田「そっか〜、あ、Aくん次はこの仕事頼みたいんだけどーー…」



彼、小松田秀作は私が男装していることを知っている人物だ…

というよりこの学園の先生達やおばちゃんには学園長に頼んで伝えてもらっている。




小松田さんは自己紹介した時、最初はすごく怖かったし、どう話したらいいかわからなかったが…



柔らかく、ぽわぽわと笑う笑顔

事務室で小松田さんが吉野先生にお茶を持っていったら盛大にズッコケてお茶をぶっかけたのを見た時、




あぁ、私が守ってやらないと、という庇護欲を湧き、自然と彼に対する恐怖が無くなった




しばらく黙々と仕事をしていると、小松田さんが「ねぇねぇ」と質問をしてきた




小松田「その頭と左腕の怪我、大丈夫?」




あぁ、そう言えば一年は組の猪名寺くんにも言われたなぁ…




『…これは昨日、忍者に襲われまして』



小松田「えぇ!!大丈夫なのそれ!」



『えぇ、と、私も自分の身を守るだけで精一杯で無我夢中に戦っていたら、左腕がザックリと切られ、頭も切れてました…』




小松田「痛そう…もしかしてAくん1人で戦ったの?」




私が「はい」と答えると小松田さんは「凄いなぁ…」と呆然としていた




小松田「もし傷が痛んだら保健委員に頼っていいからね」



『保健委員…確か不運委員会と呼ばれている…』



小松田「知ってるの?」



『はい、土井先生とはこの学園に来る前から知り合いで、この学園の話をよく聞いてました』



小松田「そっかぁ、確かにAくんと土井先生、初日から見てとても仲良さそうだったからね」



『はい、それに、土井先生には感謝しきれないほどお世話になりましたから、いつか恩を返せたらと思っています』



小松田「そう、これからも頑張ってねAくん」



『はいっ!』



そう言えば、浜守一郎さんにも、恩を返さないとなぁ…次の授業ギリギリなのに私の道案内してくれたから…



ほ、本当は怖いから会いたくない…けど…



また、あの明るすぎる笑顔を見たい、会いたいと思ってしまう自分がいる



どうやら私は、彼のあの笑顔に魅了されたのかもしれない。そんな事を考えていると遠くから授業が終わる鐘の音が聞こえた

私が五年生達と一緒にご飯を食べる話→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
97人がお気に入り
設定タグ:忍たま , RKRN , 転生
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 良いお話ですね〜(∩´∀`∩) (2023年2月11日 0時) (レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
猫結び(プロフ) - 涙脆い幽霊さん» 嬉しいお言葉と応援ありがとうございます!初投稿でまだまだ未熟な所もありますが、このコメントをバネに頑張って夢主ちゃんが幸せになる結末を書いていこうと思います! (2021年3月7日 21時) (レス) id: f6b7f3f5e6 (このIDを非表示/違反報告)
涙脆い幽霊 - こんばんは。第一話だけで、涙を流しました!これからも応援しています!!無理せず、頑張ってください! (2021年3月7日 21時) (レス) id: 8867205e66 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:お昼寝 | 作成日時:2020年4月16日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。