【忍たま】私は幸せを願った

・ ページ19

・


｢あの！俺皆本金吾って言います！Aさんは剣術出来ますか！｣｢僕山村喜三太です！ナメクジさん好きですか〜？｣｢馬術できますか！｣などなど…




いつの間にか一年は組の良い子達に囲まれ、質問攻めをされた




話には聞いていたが…予想以上…

どうしよう全然聞き取れないし、このままでは仕事に戻れない…




私は土井さんに顔を向けて助けてと合図を送る



土井｢お前達いい加減にしろ！｣



あぁ！土井さん！あなたなら止めてくれると思ってました！よし今のは水に流して練り物を食べてあげるか




土井｢せめて1人ずつ話しなさい｣




ごめん今のなし絶対食べてあげない




浜｢じゃあ俺は自分の教室に戻るな｣




『えっ、あ、あの

貴方も次の授業があるのに、道案内して下さりありがとうございます…』



浜｢別にいいよ

けど次からは敬語無しの方が嬉しいかな。守一郎って呼んでくれ、俺もAって呼ぶから｣





｢じゃあ｣と言ってとても眩しい、太陽のような明るい笑顔を向けて彼は立ち去っていく

その笑顔はあまりにも明るすぎて、目が開けられない…




てか次会う約束されたよ！！！しかも敬語無し…いや無理無理無理無理！！！それ絶対無理だから！！！！





内心、大声で叫びながらも私は一年は組の良い子達の質問に答えていった



……………………………………


土井｢(A、もう友達ができたのか、良かった良かった)｣




『(あぁ、これ絶対、浜さんと私が友達になったと思ってる顔だ)

…土井先生、さっきの絶対許しませんから、僕が許すまで練り物食べてあげませんからね』




土井｢えぇっ！なんで！？｣

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す