54、ノット大歓迎 ページ9
業務開始時間ギリギリに着いた。安心と疲労で息を吐く。ドカッと倒れるように椅子に座った。
ポケットに突っ込んでいた折りたたみ式の手鏡を開く。走ってきたせいか、髪があっちこっちに跳ねていた。寝癖も直さずに来ていたので、余計に酷い有り様だった。
髪、括り直そうかとしていた時、扉をノックする音がした。居留守使おっかな、とだんまりを決め込んでいたが、あろうことか其奴は許可も取らずに入ってきた。
「失礼しま〜す、西園寺先生」
「うわっ、太宰君」
よりにもよって太宰君か。いっちばん来て欲しくない人来ちゃったな。絶対この人、私の頭笑うでしょ。今日はウニのコスプレですか？なんて嘲笑してくるんでしょ。
「おや、西園寺先生。まるで私のような髪型ですね。ハッ！もしかして私のことが忘れられなくて髪型を真似したとか！？」
ちょい斜め上の方向から攻めてくるな。
「違うから。ただの寝癖だから。勘違いも甚だしいよ」
「あれ、ひょっとして今日不機嫌？」
めちゃくちゃ不機嫌ですよそれが何か？そりゃあ、誰だって二日酔いで頭痛い上に寝坊して髪ボサボサだったら不機嫌になるでしょ。云わせんな。
「はぁ。ところで何か用があって来たの？」
「ええ。少しサボ………、休憩しに」
「働きなさい」
とはいえ、追い返す気力もないので招き入れた。
「いやぁ、西園寺先生は気前が良いですね〜」
「はいはい、コーヒー淹れたよ」
「ありがとうございます」
コーヒーを一口飲んだ後、太宰君が尋ねた。
「ところで、この学校でいじめられている生徒は？」
「………居るよ」
「名前を教えていただいても？」
唐突に何故こんなことを。プライバシーの侵害だし、正直教えたくない。でも今回の脅迫事件に関係する事なんだろうことは予測がつくし、どんな手を使ってでも聞き出してくるんだろうな。
「他言しないならね」
「もちろんです」
「藤崎
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橘たまき(プロフ) - キューブさん» コメントありがとうございます！できる限りキャラ崩壊や口調違いを起こさないように気を遣っていたので、そう言っていただけて嬉しいです！ (12月9日 2時) (
レス) id: e2eb5250a2 (このIDを非表示/違反報告)
キューブ(プロフ) - そのキャラを別に推してるわけではないがちゃんと理解してくれてる人の書く推し特有の良さ (12月9日 1時) (レス) @page4 id: 4a22970169 (このIDを非表示/違反報告)
橘たまき(プロフ) - 調べたのですが、合っているか不安なのでそちらからも確認お願いしますTwitterのIDは@kurono_hoshinoです (11月27日 17時) (レス) id: e2eb5250a2 (このIDを非表示/違反報告)
橘たまき(プロフ) - shizucuさん» コメントありがとうございます！応援嬉しいです。ちょうどTwitterをやっているので、そちらでよろしくお願いします！ (11月27日 17時) (レス) id: e2eb5250a2 (このIDを非表示/違反報告)
shizucu - いつも見てます！！続きが楽しみです…！よければネッ友なりませんか！？もしDiscordやってましたら、shizucuで探していただけると嬉しいです！Twitterは@ShizucuYohanaです！よろしくお願いします！ (11月27日 9時) (レス) id: 9a9cd12b71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：橘たまき | 作成日時：2023年11月26日 1時
