我妻クン は 予約済み【我妻善逸】

____スキ ページ31

『重くない？大丈夫？』


善逸「くそ重い」


『...ぶっ飛ばすぞ』


善逸「このまま崖から落とすぞ」



私は今 善逸に背負われています

私が善逸をおぶることはあっても(馬鹿力

善逸が私をおぶってくれたことは無いので少々緊張しています。



『善逸、疲れてないの？』



善逸「別に、大丈夫」



そうは言うけどやっぱりキツそう。


あの鍛錬を終えたあと私を担いで山をくだらなきゃいけないんだもん。



炭治郎「善逸、きつくなったら俺が変わるからな！」


少し前を歩いている炭治郎が後ろを振り返りながら言った


善逸「いいえ！結構です！！」


善逸も負けじと大きな声で言い返す



...善逸、いい匂いするなぁ。


善逸の髪が顔にかかってちょっとくすぐったい


首に回していた手で善逸の頭にそっと触れた


善逸「うわっ、なんだよ...急に」



『相変わらず髪綺麗だね』


善逸「そう？」



『うん。この色だいすき』



善逸「あっそ。」




耳を真っ赤に染める善逸。



『黒髪善逸も好きだったよ？』



善逸「どっちが好き？」



『...黒髪って言ったら拗ねる？』



善逸「拗ねる」



『じゃあ黒髪』



善逸「なんでだよ」



『嘘だよ、この色が好き』



よかった、って小さく呟く 善逸



『聞こえてるよ』



善逸「知ってる」



善逸「聞こえるように言ったもん」




『ずるいね』




善逸「お前もね」



『ふふ』









善逸「ねえ、痩せなくていいんじゃない？」


何言ってんのこいつ



『何で？』




善逸「だってさ、」



善逸「その分、おっきくなるでしょ？」



...なんのこと？



不思議に思って視線を下に滑らせたら、



善逸の背中に押し付けられた私の胸


なにやってんの私のバカ！！！


ってかおんぶするなら当たり前じゃん！！



こいつこれねらってたの！？！？





『...ド変態！！！』


善逸「いでっ！？」



『降りる！ヤダ！ヤダ！』



善逸「ちょ！暴れんなっ！」



『たんじろぉおぉ！たすけてぇぇぇ』



善逸「うわぁぁ！転ける！やめて！ごめんってば！」



その後私は2週間で元の体重に戻しました。()



仲直り?/久しぶりのほのぼの系

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