我妻クン は 予約済み【我妻善逸】

____キライ ページ28

『や、だ。』


善逸の綺麗な瞳が私を捉えていてこのままじゃ吸い込まれそうだ。


この状況は、まずい。


さすがに色恋沙汰に疎い私でもこれくらいは分かる。


『ね、落ち着こっ、よ』



善逸「...ちょっと1回黙って」


『ひぁっ、』


首元に顔をうずめた善逸の吐息がくすぐったくて思わず変な声が出てしまう



ど、ど、ど、どうしよう


体格差も力の差も明らかだから私が善逸を押し退けるのはほぼ不可能


それに、このままだと善逸にも熱がうつっちゃう！



『わ、わかった！薬ちゃんと我儘言わずに飲む！』



『だから！』



それでも善逸の顔は変わらない。



善逸の顔がだんだん近づいてきて、


ぎゅっと目を瞑ったとき。




「何をしているんですか？」


聞き覚えのある声。


その瞬間 善逸は 悲鳴をあげて私から飛び退いた



『し、しのぶさぁぁん』



しのぶ「さあやちゃんの悲鳴が聞こえて来てみれば...善逸くん、どういう事です？」


いつもの笑顔は崩していないけどかなり怒っているのがわかる。



善逸「ひっ、いや、あの」


善逸も怒りの音が丸聞こえなのかガタガタと震え出した



しのぶ「安静に...って、言いましたよね？」



善逸「はぃぃぃ！すいませんでしたァァ！ホントにっ！」


しのぶ「...次こんなことがあったら。」





しのぶ「どうなるか、わかってますよね？」



そう言って笑うしのぶさん。



いや、怖すぎる。美人だから尚更怖い。



しのぶさんが来てくれて、よかった。



けど...




『(なんか、残念)』


って何思ってんの私 はしたない！！！！




しのぶさんが居なくなって善逸が静かに傍に座った。



善逸「ごめん、」


分かりやすく沈んでるな。






『大丈夫、嫌、じゃなかったから、』



そう事実を述べたまでなのに、


善逸が顔を真っ赤にしていいの！？いいの！？なんて言うから、言わなければよかったと後悔するのであった。


仲直り/えっちぃよ！うん！(




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朝起きたらお気に入り登録者さまが昨日と比べものにならないくらい増えていてびっくりしました...。

順位まで...ほんとにありがとうございます。

最初の方から見てくださっていた方にも最近この作品を知って好きになって下さった方にもほんとに感謝しかないです...。

これからも引き続き、我妻くんと夢主ちゃんを見守ってあげて下さい！！


作者より。

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