我妻クン は 予約済み【我妻善逸】

____スキ ページ19

(炭治郎side)


善逸「いぃぃやぁぁぁだぁぁぁ！！」


炭治郎「善逸っ！落ち着くんだ！」


俺の腰にへばりついてる善逸をなんとか離そうと力を込めるけどビクともしない



善逸「俺もう終わったよぉぉぉおおぉぉ」


炭治郎「まだ決まった訳じゃないだろう！」


なぜ 善逸がこんな状況になっているかというと

遡ること1時間前









『今日甘味処行ってくるから！』

さあやが突然そんなこと言い出すから善逸が黙っていなかった。


善逸「...誰と？」


顔が怖い。無自覚なのだろうか、答え方を間違えれば殺されそうな勢いだ。


その顔に気づいているのかいないのか

さあやはにっこり笑いながら答えた


『ん？むいくん！』


炭治郎「むい、くん？」


『時透無一郎くん！ずっと前から約束してたんだあ』


楽しみだなぁって緩んだ頬を赤らめて言うさあや。


善逸「はぁぁぁ！？時透無一郎ってあの霞柱の！？」


『そうだよ？』


炭治郎「いつの間に知り合ったんだ...」


善逸「ダメです！お父さんは許しませんからね！！」

善逸「甘味処とか言ったって本当は下心丸出しなんでしょ！？その流れであんなことやこんなこと...」

善逸「あぁー！嫌だ嫌だ！」

動揺が隠せないのか善逸がおかしくなってしまっている


『...どうしたのアンタ』


さあやにひかれるのも当然だ。

結局さあやはにこにこ顔で出かけて行ってしまった。


善逸「たんじろぉぉぉ、俺どうしたらいいんだよぉ、さあやが居なくなったら俺ぇ、いよいよダメになっちゃうよぉぉぉ」



炭治郎「ずっと気になっていたんだが、善逸とさあやは恋仲なのか？」


善逸「うぐぁっ！」


善逸が俺の言葉を聞いた瞬間 ばたりと倒れてしまった


善逸「ねぇなんで！？なんで俺が1番気にしてること聞くの！？」


すごい勢いで怒鳴られて思わず怯む


炭治郎「す、すまない...、善逸が気にしてるとは思わなかったんだ、」


善逸「気にするよ！！俺好きって言ったことないの！許嫁って言っても口約束だからさ！？さあやが俺のことどう思ってるかもわかんないわけ！」


善逸「そんな時に他の男とふたりで出かけられたりしたら不安にもなるよ！」


ついにうわぁぁぁんと泣き出してしまった善逸


炭治郎「自分の気持ちを伝えればいいじゃないか」


善逸「言えたらとっくに言ってるよ！今更感あって恥ずかしいんだよ！炭治郎のばーか！」


だからってそんな八つ当たりされてもな...

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