我妻クン は 予約済み【我妻善逸】

____キライ ページ18

ほんとにまずいこれは！

逃げ出そうとしたって相手は男3人だし

いや、全然余裕なんだけどさ？

怪我させないで逃げ出すのは不可能に近いんだよね、、





「随分余裕そうだな」


男のひとりが私の首筋に手を滑らせながら言った


「こーゆーこと慣れてんのかあ？」


『...どうでしょうね？』


わざと男を挑発させるように口角を上げて言った


慣れてねぇよ！！！くそオヤジ！！！()

まだ許嫁にも手出されてねえんだよ！悲しいことを言わせるんじゃないよ！！


女の色気が足りないって？

うっせえ黙ってろ！(誰もそんなこと言ってない


面白いねえちゃんだ、そう言って男の手が私の胸元にかかって思わずぎゅっと目を瞑る。





「いででででっ！」


突然の男の声にびっくりして目をあけると、



善逸「...さあやに触んな」


ものすごい顔の善逸が男の1人の腕を捻りあげていた


襲いかかってくる他のふたりも

足技でいとも簡単に転ばせる


善逸「さっさと失せろ、害虫が。」


善逸の渾身の睨みに男たちはついに怯えながら去っていった。



善逸の目がゆっくりと私を捉える。


善逸「この馬鹿！ど阿呆！何してんだよ！」


はぁ？


『善逸が急に居なくなったんでしょ！？』

『可愛い女の子にデレデレしてばっかみたい！』


善逸「はい！？俺はお前がアイスクリーム食べたいって言うから店の場所聞いてただけですけど！？」



え？


『...お、女の子に声かけてたんじゃないの？』


そう言うと善逸はため息をつきながら


善逸「馬鹿なの？」


そんな真顔で言わなくても！！


『だっ、だってデレデレしてたもん顔が！』


善逸「あぁ、それは...さあやのこと褒められたから」


お連れの方可愛いらしいですねって言われたんだよって

ぼそっとつぶやく 善逸

なに、それ...。


善逸「お顔、まっかですよ お嬢さん」


『う、うるさい！言うな！』



善逸「...怖かった？」


『ううん全然()』


善逸「は！？お前、まじ可愛げねえな？普通涙目で『怖かったよぉ』って言うところだろ！？」


『え、そうなの？』


『だってさ、』


『善逸が助けに来るの分かってたんだもん』


にこっとわらって善逸と目を合わせる


『善逸は絶対来るってわかってたから、怖くなかったよ』


はやくあいすくりいむ食べに行こ！って善逸の手を引いて歩き出す。

手を引かれる善逸の顔が さっきの私と同じくらい

真っ赤に染ってたなんて知る由もない。



仲直り/善逸イケメンダ！

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