検索窓
今日:7 hit、昨日:5 hit、合計:330,653 hit

____スキ ページ23

『っ、』


素早い鬼の攻撃にさっと身をひねって避ける


すかさず飛んでくる鬼の蹴りを刀で受け止めた。



久しぶりの任務。



体がなまっているのか思うように動かず、苦戦していた。しかも、私は善逸との合同任務が多くて1人での任務は慣れていない。





『(血鬼術を使う訳でもないのに...)』



動きが遅い自分にだんだん腹が立ってきた。


体勢をたてなおして、鬼の隙を狙う。




今だ。



さっと目を閉じ、善逸の姿を思い浮かべた。




『 全集中 雷の呼吸 壱の型 霹靂いっ...』




あ、れ?




視界がぐらりと揺れて体が傾く。




あ、倒れ...



その瞬間、誰かに体を支えられる。



朦朧とする意識の中目を開けると見覚えのある黄色い頭




善逸「ばか」


『ぜんいつ、?』



善逸「ってあっつ!熱あんじゃん。」




『...助けに来てくれたの、?』



善逸「助けにって...いやぁぁぁぁっ!?」


善逸は鬼の存在に気づいたのか私を抱き抱えたまま飛び上がった。



善逸「いやもう倒した後だと思いましてね!?」



『ごめ、体 だるくて』


善逸は私の手をぎゅっと1度握って優しく地面に下ろした。


善逸「...ここに居て」


私を庇うように鬼の前に立ちはだかる。



善逸の刀を握る手はがたがたと震えていて怖くて怖くてたまらないのがこっちまで伝わってくる。


それでも、思うように動けない私を守ってくれようとしている善逸がたまらなく愛おしい。


善逸はビビりだ。



そして泣き虫。



だけど、誰よりも 優しい。


善逸はもう気絶したのか いつもの構えに入っている


善逸がぎゅっと足に力を込めた時,不意に夜空の月が目に入った。



そういえば あの日も 月が綺麗だった。



今 私のために刀を振るう善逸と

あの日の善逸が重なった。




その瞬間、私は意識を手放した。



__________________________________________

過去のお話入ります!

シリアス気味なので苦手な方は飛ばして下さい!

展開早くて申し訳ないです...。

____キライ→←____キライ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (207 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
626人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

花炭 - ツンデレ可愛い! (2020年4月6日 7時) (レス) id: 1204e3a38d (このIDを非表示/違反報告)
- リクエスト面白かったです!!続編も頑張ってください!! (2020年3月7日 15時) (レス) id: 236dcf4985 (このIDを非表示/違反報告)
禰豆美(プロフ) - 珠那さん» 好きです、ありがとうございました!私の無茶ぶりを聞いてくれてありがとうございます!これからも頑張って下さい!!!!!!! (2020年3月6日 13時) (レス) id: c88b5278bc (このIDを非表示/違反報告)
珠那(プロフ) - アイリさん» ありがとうございます!!すみませんこのコメントとても嬉しいのですが、ツボに入ってしまって1人で早朝から笑ってますw 火雷神...最高の褒め言葉です(は)さあやちゃんの事も推してくれるなんて...ありがとうございます!!!ご期待に添えるよう頑張りますね^^ (2020年3月6日 6時) (レス) id: 585395257d (このIDを非表示/違反報告)
アイリ(プロフ) - 応援してます!!頑張ってください!!(頭おかしくてすいません…本当に面白いですっ!) (2020年3月6日 0時) (レス) id: 9994b3068f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:珠那 x他1人 | 作成日時:2020年1月29日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。