今からブリッコを潰します。【歌い手】 (ページ15)

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まふまふ編(病み) ページ15

更新遅れました。

ごめんなさい
◯・◯・◯

Aさん…………A………

僕は１日で何回この名前を呼んだのだろか。

いつの日か本当に君が消えてしまいそうで怖い。

僕は最近一切学校に行ってない。

自主行為とかに手を染めそうで

辛かった。

そらるさんにはたまーに会うだけで

そこまで関わっていなかった。

でも僕が少しずつそらるさんに迷惑をかけていたのは

この時の僕では気づけはしなかった。

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

【そらるs(奏歌s)】

と書かれておる。

電話にでると

僕が思ってたよりも酷く儚い世界に

知らない間になっていたのだ。

『もしもし!こちら、＿＿病院でございますが!!

真冬さんで間違いないでしょうか？』

「はい!!!間違えないです!!」

『貴方の友人の奏歌さんが病院に運ばれました!!

至急来て下さい!』

「はい!＿＿＿＿＿」

え？病院？

奏歌さんが？どうしよ。

まずお財布もって携帯もって…………

ダメだダメだ!!!しっかりしないと

僕は頭が真っ白になりながらも、慌てて家を飛び出した!!

奏歌さん奏歌さん奏歌さん奏歌さん奏歌さん奏歌さん

居なくならないで!!!

これ以上周りの人が居なくなると

どうしたらいいかわからないよ……

タクシーに乗り込み

病院に向かう

言われた通りに病室にいると

やせ細って倒れている

『奏歌さん』だった＿＿＿＿

「え？目を開けてよ!!奏歌さん!!いつも通りに

笑ってよ!!面倒見てよ!!

こんな僕を支えてよ!!

武道館でライブするじゃん!!!約束したじゃないですか……

Aさんを探し出すって。

ねぇ………ｸﾞｽｯ………ねっ………ｽﾞｯ……」

目から涙が流れてくる

僕の涙はそらるさんの頬をつたった。

そらるさんはまだ目覚めない。

『落ち着いてください!

奏歌さんは数日間か寝れば治ります。

ここの病院に奏歌さんのことを教えてくださった

人が居て。ご存じですかね？

麻霧 Aさんという方を』

探していた名前のことへの驚きと

運んでもらった奏歌さんへと

Aさんを見た看護師さんへの嫉妬で

頭が狂いそうになった。