イケメン乙女と獄卒たち2 【獄都事変】

58話 ページ13

「……ふぅ」

定食を食べ終わり伸びをする…なんか…眠くなってきた…

斬島「？…眠いのか？」
「ん？あ、あぁ…」
佐疫「寝てていいよ？木舌まだ飲むつもりだろうし」
「……わかった…なら…寝てる…」

靴をぬいで体育座りになり膝に顔をつけ目をつむった…

黒猫「おい…おい……おい！！A！」
「！？…な、なんだ…？」

再び目を開くと辺りは真っ暗で足元にいくつか灯篭が置いてあった

「……ここは…？」
黒猫「俺の頭の中…寝てるお前の意識を俺の中に引きずり込んだってこと」
「は、はぁ…それで…なんで引きずり込んだの」
黒猫「…お前…少しは疑いを覚えろ」
「え…？」
黒猫「お前がさっき食べた料理…睡眠薬ざ入ってたぞ」
「！？…いつのまに…」
黒猫「お前がトイレ行ってる間に…赤神って奴が入れてたぞ」
「なっ！？…赤神が！？」

どうしてあいつが…

黒猫「……少しはやいが……お前…赤神と一緒にいると落ち着くだろ」
「え？……あ、あぁ…心地いい匂いがして…」
黒猫「…その匂い誰かと似てないか？」
「んー……ワタルと似てる……！！…まさか…」

59話→←57話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す