7話って何ですか ページ8
「...だ、大胆って、どうするの？」
放課後、
三奈ちゃん、ジロちゃん、私の三人で、
とある雑誌を見ていました。
恋愛テクやら何やらが書いてあるもので、
「見てコレ！」
と三奈ちゃんが持ってきた。
「あ、あき、飽きられ...？！」
「あーあー、大丈夫だって」
「でもたまにはいいんじゃない？」
「うーん、たまには、ね」
たまにはこちらから大胆にいかないと、
すぐに男の子は他の子に目移りしちゃうぞ。
だなんて可愛い言い方でえげつないことを。
ここで冒頭に戻る。
「大胆、ねぇ...」
「もういっそ抱き着いちゃえば？」
「三奈ちゃんは私に死ねと？」
じゃあ一緒に帰ってみれば？
というジロちゃんの一言で、
現在焦凍君と帰路を歩いています。
(...何この幸せな空間)
少しだけ空いた距離が何とももどかしい。
ちらちらと視界に入る焦凍君の右手。
繋ぎたい。
恥ずかしい。
繋いでみたい。
「...焦凍君」
「ん、どうした？」
「.....て、」
「...手？」
「...っ、手を、繋ぎたいです」
うぁぁぁぁ言っちゃったぁぁぁ
「.....」
「あの、嫌だったら別に、...っわ」
「...冷たくても、文句言うなよ」
少し耳の赤い彼の呟き。
焦凍君の発する言葉すべてが特別なものに思えてしまう。
「私子供体温だから、...丁度いいね」
あまりにも嬉しくて、
思わず笑みが零れた。
「あぁ、あったけぇな」
「んふふ、焦凍君」
「何だ？」
いつもより柔らかい表情の焦凍君。
今なら何でも言える気がした。
「.....へへ、大好き」
やっぱりちょっと恥ずかしいけど。
「っ、...そんな可愛いこと言うな」
私の顔を覗き込んで、
そのまま唇を重ねた焦凍君。
その顔はやっぱり赤くて、
多分私も真っ赤なんだろうなって。
「っ焦凍君は、いつも卑怯だ...」
「.....俺もそんな余裕はねぇけどな」
「、？」
なんて言ったかよく聞こえなかったけど、
聞いたらまたキスされそうだったので、
黙って今の幸せを噛み締めた。
作者より(更新じゃなくてすみません)→←6話って何だ(お分かりですねそうです轟君目線です((()
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うえ - 轟の峰田いいぞもっとやれでめっちゃ笑いましたwww (2月11日 10時) (
レス) @page16 id: 9aa429e4c8 (このIDを非表示/違反報告)
無気力に自信が有る人 - な、なんか知らない単語がペラペラと…………。え？あすか。さん!!腐女子って何ですか！ (2021年10月3日 22時) (レス) @page6 id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
えむん - ビッチってなんだろ…？ (2021年6月20日 10時) (レス) id: cdc1c89b5a (このIDを非表示/違反報告)
あすか。 - 練乳ぶっかけたいってがちで知りません…腐女子なのに…やば、我… (2021年5月2日 22時) (レス) id: a7e581901d (このIDを非表示/違反報告)
ヒロアカ/恋しておはよう(?) - 心臓が破裂しそうなほど、夢主ちゃんは可愛いのか...。羨ましっ(殴)んな事より本題。ドキュンと胸を貫く(?)この小説は......最高だぜﾋｬｯﾊｰｧｧｧｧｧ!!(!?) (2020年3月24日 16時) (レス) id: fe3239228a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 美猫
| 作成日時：2017年9月9日 21時
