バレンタイン編楽しいぞって思ってたら夏祭り編と同じようなことになってて笑ってしまった ページ33
「勝己君一緒に帰りませんか！」
最後の授業終了ベルが鳴り終わると同時に彼の元へ。
一緒に帰る事はあれど、こうして誘ったことなんて無かったから勝己君は驚いている。
「どうしたお前」
「チョコどうでしたかっていう感想を聞きたいのと、ただ単に帰りたかった！」
「まだ食ってねぇよ」
「そうですか！帰りましょう！」
「ちゃんと聞いてたかお前！！」
「小楯のスルースキルが着々と高くなっていく」
「もはやあれが日常」
「実はスゲェ奴だよな」
「ちょまって今日の小楯可愛くね？俺お茶に」
「上鳴お前死ぬ気か」
「小楯のタイツ...タイツ.....！」
「俺はもう何も言わない」
こんな日々が愛おしい。
私があの夏の日お母さんと喧嘩しなくて、
家を飛び出さずに、
道に倒れるなんてことが無かったら、
勝己君の料理を食べる事は無くて、
そしたらもう、今までの色んなこと全部無かったんだ。
思う事はただ一つ。
お味噌汁大根派で良かった。
馬鹿なんじゃないのって言われるかもしれないけど、真面目にそう思った。
「勝己君どうです？」
「...」
あれ、
「もしかして、不味いですか？」
失敗はしてないはずなんだけど、
「...俺好みで、ムカつく」
何で。
おかしいよ勝己君。
「素直じゃないなぁ...！」
嬉しい。嬉しい。
けどまだ、もう少し、
ねぇねぇ
気付かない？
「...勝己君、気付きませんか？」
「あ？何が」
熱を帯び出す頬と耳。
「...私、今日チョコあげたの
君だけですよ」
小さくなってしまった声も、多分この人は聞き取ってくれる。
「...どういう意味だ、ソレ」
もー、言わせる気ですか。
Sですか。そうなんですね。
「.......す、好き、って言ってる、つもり。
...き、気付かない...？」
話を聞くとき、そうやって目を合わせてくれるのも好き。
赤い目がキラキラ映って、
ちゃんと聞いてくれてるんだって思うから。
ぶっきらぼうな物言いも、
それに隠された優しさを知ってしまったから、
きっと今日振られたとして、
私は君以外を好きになることなんて無いんだろうな。
徐々に、その目が見開かれていく。
チョコを飲み込んだその喉が、
ゴクンと鳴った。
「...お前の、何でも美味そうに食うとこ好きだ」
「俺の作った物食ってるときが一番好きだ」
「素直なお前が、好きだ」
「...お前の全部、俺が貰う」
...頭が追い付いて行かないけど、
私は結構前から、君のモノかな。
はい恒例かっちゃん目線超楽しい→←実った恋は潰したくなるのに恋する女の子は応援したくなるの何でかって思ったら友達かそれ以外かの違いだった
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ヤク - 好きだ､､､､ (2月28日 14時) (
レス) @page44 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
Runa☻ - 飯テロのお話大好きだし、かっちゃんもいいし…！！主人公ちゃんの性格言動…！全てがドンピシャて好きぃぃぃ……！！！！ (12月3日 19時) (レス) @page46 id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
羽瑠 - クソ尊いですね......（口悪いのは許してください） (2022年8月4日 23時) (レス) id: 82a0f16a82 (このIDを非表示/違反報告)
轟好きすぎて無理 - ワイもマカロンのことマカロニって言ったことありますし、狭いとこ5分いたら寝る自信ありますよ！！！！ほんまに寝て先生に起こされたし、、、！(すごくないですか！！？)あ、可愛かったです！！！ (2021年8月18日 11時) (レス) id: a5ff14c25a (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - 猫田さんの書く爆豪くんが大好きです…！これからも作品楽しみにしてます (2021年8月14日 23時) (レス) id: bfe242509d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 美猫
| 作成日時：2017年8月10日 13時
