実った恋は潰したくなるのに恋する女の子は応援したくなるの何でかって思ったら友達かそれ以外かの違いだった ページ32
朝、決戦の日。
A組女子全員で登校なんて初めてで、
友達っていいなぁなんてしみじみ思ったり。
「透ちゃん！髪の毛ありがとね！」
「いいえー！マナちゃん超可愛いよ！」
私ちょっと本気出すわ！とおなじみの台詞を言って髪の毛を弄り出した透ちゃん。
流石と言うべきか、
本当に綺麗にまとまった。
編み込まれた三つ編みと、
それを纏めて結んだサイドテール。
結われた髪は緩く巻かれていて、何だかちょっとテンションが上がる。
カバンの中にはチョコレートが一つ。
「...女の子の戦いの日、ですねジロちゃん」
「はは！言えてる」
「この女子軍団見ると更に思うよねー！」
...思えば、ジロちゃんと三奈ちゃんには
ずっと励まされていた。
今も私の隣にいる。
「...ジロちゃん、三奈ちゃん、いつもありがとうね」
今向けられる最大級の感謝の気持ち。
全部ってわけじゃないけど、一言にぎゅっと詰めた。
きっと分かってくれる。
そんな気がした。
「何いってんの」
「あたしらは応援してただけだって！」
その応援が私にとってどれだけ救いだったか。
「、へへ...」
分かってないなぁ、と笑みが零れた。
教室のドアを開けて、いつも通り皆に挨拶。
女子が急に全員来たから驚いてた。
「勝己君おはよう！」
「.....髪」
そしてやはりいつも通りおはようと返してくれない勝己君。
「透ちゃんにしてもらった！似合いますか？」
「...いんじゃね」
え、
「...？！」
「んだよ」
「か、か勝己君が、ほ、褒め...！！」
「テメェ俺をなんだと思ってやがる！」
究極のツンデレ。
朝から幸先いいなぁと思っていたら、
ぽすっと、頭に何かを乗せられた。
「？」
「これ、やる」
手に取るとそれはチョコで。
先越されちゃった、と思いつつも
口元がニヤけてしまう。
「むふふ...私からもあげる」
「...俺甘いモンは」
「ビターですよ」
「.....チッ」
お、受け取った。
(一個、達成)
やり場のない嬉しさを感じて、
思わずジロちゃんに飛び付いた。
そしたら頭を撫でられたから、
「...放課後、頑張るね」
「おうよ」
ジロちゃんほんと男前。好き。
バレンタイン編楽しいぞって思ってたら夏祭り編と同じようなことになってて笑ってしまった→←続いちゃった
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ヤク - 好きだ､､､､ (2月28日 14時) (
レス) @page44 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
Runa☻ - 飯テロのお話大好きだし、かっちゃんもいいし…！！主人公ちゃんの性格言動…！全てがドンピシャて好きぃぃぃ……！！！！ (12月3日 19時) (レス) @page46 id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
羽瑠 - クソ尊いですね......（口悪いのは許してください） (2022年8月4日 23時) (レス) id: 82a0f16a82 (このIDを非表示/違反報告)
轟好きすぎて無理 - ワイもマカロンのことマカロニって言ったことありますし、狭いとこ5分いたら寝る自信ありますよ！！！！ほんまに寝て先生に起こされたし、、、！(すごくないですか！！？)あ、可愛かったです！！！ (2021年8月18日 11時) (レス) id: a5ff14c25a (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - 猫田さんの書く爆豪くんが大好きです…！これからも作品楽しみにしてます (2021年8月14日 23時) (レス) id: bfe242509d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 美猫
| 作成日時：2017年8月10日 13時
