続いちゃった ページ13
ぼーっとしながら歩いていると、
目の前からツンツンした頭が。
...私のカバンを持って。
「...爆豪君？」
いつものようにこっちを睨みながら、
不機嫌そうに歩いてくる。
「え、あの」
そのまま私の横を通り過ぎる。
待って待って待ってカバン。
「ぅえ、あ、あの爆豪君？」
小走りで追い付くとチラッと見下ろされる。
(圧ハンパねぇ...)
「.......帰んぞ」
「.........ふぁっ？」
「送るっつってんだ分かれやハッ倒すぞクソが！！！」
「一言も言ってないよ爆豪君！！」
「うるせェ！！」
「理不尽！！」
またクラスの人たちに頼まれたんだろうか。
不憫である。
でも、
「ありがと爆豪君」
ニヤけてしまうのは何故だろう。
「...その情けねぇ顔やめろやウゼェ」
「ひどい」
女の子にそれはひどい。
ちょっと傷心しながら校門を出た。
「...お前の個性は別に弱くねェ」
「...？」
「ただお前自身の技術が足りねェ」
唐突に口を開いた爆豪君。
痛いところを突かれた。
「...やっぱ体術でも習おうかなぁ」
そうなると尾白君だな。
と決める。
というか、
「...見てくれてたんだ？」
「...目線の先にお前がいただけだ」
「それ見てたって言うんだよ爆豪君」
「うっせェよ！」
そっかぁ、見てくれてたのかぁ。
「私は嬉しいですよ爆豪君」
んふふ、と緩みまくった顔で笑った。
「焼き殺されてぇか」
「それは嫌かな」
チッ！、と舌打ちをする爆豪君。
でもその耳は赤い。
「...これでも食っとけ」
君はいきなり口に突っ込むの好きなのかな。
(喉につっかえたらどうする)
そう思いつつ、口の中の物を噛む。
(！、ピリ辛クッキーや...！)
「これ爆豪君手作りでしょ」
「...ンでそう思う」
「爆豪君の味がする」
こういう辛さは、クッキーのほろ甘い感じによく合う。
口の中で柔らかく甘さが溶けたと思ったら、
ちょっとの辛さが舌を刺激する。
「...ふ、どんな味だ、それ」
ちょっとだけ、口角を上げて笑った。
(爆豪君みたいなクッキーだ)
辛いけど、病みつきになる甘さ。
「美味しい、も一個」
「うるせェよ」
と言いつつくれるのね。
(.....あ、)
ちょっと、
気付いてしまったかもしれない。
「...好きだよ、このクッキー」
「そーかよ」
コイツが、好き。
夏祭りの屋台で出てる食べ物は例えそんな美味しくなくても美味しい→←疲れたときは甘いもの食べたくなるけど体力消耗したのかって言われると微妙だから太ってる気がしてならない
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ヤク - 好きだ､､､､ (2月28日 14時) (
レス) @page44 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
Runa☻ - 飯テロのお話大好きだし、かっちゃんもいいし…！！主人公ちゃんの性格言動…！全てがドンピシャて好きぃぃぃ……！！！！ (12月3日 19時) (レス) @page46 id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
羽瑠 - クソ尊いですね......（口悪いのは許してください） (2022年8月4日 23時) (レス) id: 82a0f16a82 (このIDを非表示/違反報告)
轟好きすぎて無理 - ワイもマカロンのことマカロニって言ったことありますし、狭いとこ5分いたら寝る自信ありますよ！！！！ほんまに寝て先生に起こされたし、、、！(すごくないですか！！？)あ、可愛かったです！！！ (2021年8月18日 11時) (レス) id: a5ff14c25a (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - 猫田さんの書く爆豪くんが大好きです…！これからも作品楽しみにしてます (2021年8月14日 23時) (レス) id: bfe242509d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 美猫
| 作成日時：2017年8月10日 13時
