夏祭りの屋台で出てる食べ物は例えそんな美味しくなくても美味しい ページ14
「...は？マナあんた気付いてなかったの？」
ジロちゃんからお説教中。
「周りから見てたって分かるぐらい惚れてんのに、この間気付いたって？自分の気持ちに鈍すぎるでしょ！」
「...そ、そんなに...？」
「教室の時といい、お弁当の時といい、極めつけに調理実習！気付かない方がおかしい！」
「な、なんてことだ...！」
恥ずかしくなって頭を抱える。
私が恋心を自覚する大分前から、周りのみんなほぼ気付いてたってことでしょ？
(うわぁぁぁぁ)
思い返せばあかんことしてる！！
あーんってされた！
目の前で泣いた！
しかも2回！！
何で平気だったの過去の私...！！
「ど、どうしよジロちゃぁん...！」
「...別に、今まで通りでいいんじゃない？」
「...む、むむ無理！！無理！」
「大丈夫やってマナちゃん！」
「お、お茶子ちゃぁぁぁ...」
そういうあなたデク君とはどうなのさぁ...。
「いやほんと今まで通りいけば何も問題なさそうだけどな」
「超スムーズだろ」
いつからいたの上鳴君切島君。
「いつからいたの...」
「いやだってほら、」
「爆豪の色恋沙汰とか、」
「「絶対面白い」」
ハモるなよ。チクるぞ。
「あ、そうだマナー！」
どしたの三奈ちゃん。
「今日夏祭りあるらしいんだけど、」
見てこれ。と、ポスターを指す。
「...！？、こ、今年限定宇治金時...！！？」
「ほらやっぱり絶対食いつくと思った」
ケラケラと笑う三奈ちゃん。
(今年限定ってのがズルイ...！)
「元プロヒーローのおじいちゃんが、かき氷作って全国回ってるらしいよ」
「あ、それ知ってる！氷系の個性で作るから凄い美味しいんだって！」
「行かねば」
行かねばならぬ。
「爆豪誘ってきなよ」
何を言ってるのジロちゃんあなた。
ベッタベタの展開やで。
「...き、来てくれると思う...？」
「(マナが言うなら)来るでしょ」
「(小楯のためなら)来る」
そ、そうですか。
「わ、分かった。頑張る」
ふぅ、と深呼吸して、
いつも通り、いつも通り...。
「恋する乙女は可愛ええなぁ...！」
「小楯あんな可愛かったっけ」
「バッカお前恋すると女の子は可愛くなんだよ」
「上鳴が言うと何かチャラい」
「ひどくないかお前」
爆豪君の座る席の、前の席。
椅子を回して向かい合わせに座る。
(落ち着け。大丈夫。やれば出来る子)
「爆豪君！」
「うるせェ」
「コレ見てかき氷！」
「あぁ？...これがどうした」
「今年限定だって！一緒に行こ！」
「.......は？」
夏祭りの最後の方は何だかとてもノスタルジックな気分になる(続き)→←続いちゃった
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ヤク - 好きだ､､､､ (2月28日 14時) (
レス) @page44 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
Runa☻ - 飯テロのお話大好きだし、かっちゃんもいいし…！！主人公ちゃんの性格言動…！全てがドンピシャて好きぃぃぃ……！！！！ (12月3日 19時) (レス) @page46 id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
羽瑠 - クソ尊いですね......（口悪いのは許してください） (2022年8月4日 23時) (レス) id: 82a0f16a82 (このIDを非表示/違反報告)
轟好きすぎて無理 - ワイもマカロンのことマカロニって言ったことありますし、狭いとこ5分いたら寝る自信ありますよ！！！！ほんまに寝て先生に起こされたし、、、！(すごくないですか！！？)あ、可愛かったです！！！ (2021年8月18日 11時) (レス) id: a5ff14c25a (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - 猫田さんの書く爆豪くんが大好きです…！これからも作品楽しみにしてます (2021年8月14日 23時) (レス) id: bfe242509d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田 美猫
| 作成日時：2017年8月10日 13時
