いっその事なら、 (ページ3)

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似てるんだページ3

白布賢二郎への第一印象

『似てる』

　自分にとかじゃなく、夢に出てくるあの人に。
　そして、初めて見たとき、不意に胸がギュッと苦しくなった

　そんなんまるで恋みたいじゃないか

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「朝練終了です」
　その一言で部員(一部を除く)がへなりと倒れる。
　朝練だけでこんなんになったら放課後はどうなるのか、そう思いつつもドリンクを渡しに行く。
　今日の朝練まで作る量が少なくて助かっていた。
　放課後からは、新一年生が入り、また大量に作らなければならない。
　マネージャーも楽ではない。

天「今日からAちゃんまたドリンク増えるね」
　「現実を突きつけないでくれ」
瀬「あと何時間後かしたら現実がまた訪れるぞ笑」
　「今年もマネージャー希望者0。去年もだが今年はますます笑えねぇぞ」
瀬「俺たち今年が最後だもんな」
　最後、私達は3年生。あと一年もすりゃこの体育館ともおさらばなのだ
　「寂しいね」
天「そうだねぇ」
瀬「そうだな」
　しんみりした空気が朝の雰囲気と合う
斉「そこの三人、しゃべる前に片付けろー」
　『はーい』

　一年なんてあっという間だ

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　「ﾌｧｰｰｧｰｰｧ」
白「寝不足ですか？」
　「んー、まぁね」
白「無理、しないでくださいね」
　「ありがと」

　決めつけたくない

　賢二郎と話せただけで嬉しくなることとか、賢二郎を見れただけで嬉しいとか

　これが恋だとか