今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:156 hit
小|中|大
寂しくなんて ページ2
ピピピッピピピッ
6時に鳴るアラームに眉に皺が寄る。なぜ朝は来るのか、そう考えるのも嫌になる
そう言いつつもこの時間が嫌いなわけではない。
「おはよう」
君へのあいさつができるからね
「若くんおはよ」
食堂で双子の兄に挨拶をする。こんな日常がなんだかんだで好きだ
「あぁ、おはようA」
「おはようAちゃん」
「おはよ、覚」
いつも挨拶してくれるチームメイトにあいさつ。
いつものように朝ご飯を食べて、学校へ行って、朝練。こんなごく普通な日常が私には特別に思える。
多分、君が入学してから。
「おはようございます、Aさん」
「おはよ、賢二郎」
君のせいだよ
____________________________________________
たまに見る夢。
うっすらとしか覚えていない。
でも、君だけは覚えているんだ。
名前は知らない、でも、多分、名前は
賢二郎だと思う。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かうぱる | 作成日時:2021年3月21日 16時