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152話 ページ19

グリム「おい、A!起きるんだゾ!」

『ん……。グリム?』

グリム「あ、起きた!飯の時間なんだゾ!」

『もうそんな時間か。悪い、すぐ準備する』


 
 
 
制服に着替えて朝食の準備を始めた。
つか、体めっちゃ痛い……

 
 
__________

〈メインストリート〉


 
『ヤバい…主に腰が……』

グリム「そういや、オマエ昨日の夜どこか出かけていたのか?
トイレに起きたら居なかったんだゾ」

『あぁ…ちょっと外の空気を吸いに出てたんだ』


グリム「何かあったのか?」

『実はな___』

 
 
 
 

 
俺はグリムに昨日の夜に会ったことを話した。


 
 
 
 
グリム「ほぇー。頭に角が生えた変なヤツかあ。名前は?」

『それが、好きな名前で呼べって言われて知らないんだ』

グリム「うーん、じゃあ……、“ツノ太郎”なんてどうだ?」

 
 
 
 
あの姿で“ツノ太郎”か……
んー。まぁ好きな名前で呼べって言われたし。

 
 
 
 
 
 
『いいんじゃね』

グリム「ツノ太郎も学園の生徒なら、そのうちひょっこり会うかもな。
そしたらオレ様にも紹介してくれよ。角が生えた人間なんて見た事ねぇんだゾ!」

『あぁ』

 
 
 
 
メインストリートを歩いていたら後ろから誰かに抱き着かれた。
その後に「おはおはー」と耳元で陽気な声が聞こえた。

もう、誰だか分かるよな?

 
 
 
 
 

ケイト「おはよー!Aちゃん」

『おはよーございます。あの…ケイト先輩。
いま、抱き着かないでくれます?昨日変な寝方して腰が痛いんですよ』

ケイト「ごめんごめん!」

リドル「こら、ケイト。Aに迷惑をかけるんじゃない」

 
『あ、リドル先輩。おはよーございます』

リドル「うん。おはよう。
ん。少しタイが曲がっているよ。ルールの乱れは衣服の乱れからだ」



 
 
 
そう言ってリドル先輩は俺のタイを指摘する。
あー、今日いつもより時間押してたから…

直そうとタイを一回取るとそのタイをリドル先輩に取られた。


 
 
 
 
ん?取られた?

 
 
 
 
 
 
 
リドル「ボクが直すから少ししゃがんでくれないかい?」

『え、あ…はい』
 
 
 
 
 
 


リドル先輩の前にしゃがみタイを結びなおしてもらう。
え、俺が自分で直せばいい話では?

ま、いいか。

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作者名:オルガ | 作成日時:2021年1月16日 2時

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