魔法？いえいえ呪術です

22話 ページ26

エース「これは世界一美しいといわれた女王。

毎日魔法の鏡で世界美人ランキングをチェック！

んで、自分の順位が1位から落ちそうになったらどんな努力も惜しまずにやったって話。

世界一の美を保つ事への意識の高さっつーの？

ハンパないよね。

後、毒薬作りの名手でもあったらしーぜ」



グリム「キレイだけど、おっかねぇーんだゾ」


エース「そぉ？譲れないこだわりがあるのはカッケーじゃん」


グリム「た、確かに一本芯が通ってるのはカッケーな！

向こうの頭が燃えてる男は？見るからにコエーンだゾ」



エース「死者の国の王！

魑魅魍魎(ちみもうりょう)が蠢く国を一人で治めてたって言うから超実力者なのは間違いない

怖い顔してるけど押し付けられた嫌な仕事も休まずこなす誠実なやつで

ケルベロスもヒドラもタイタン族も全部コイツの命令に従って戦ったんだってさ」


グリム「実力があるのに驕らないってのは大事なことなんだゾ！


最後にこの角が生えてるヤツは？」


エース「魔の山に住む茨の魔女。

高貴で優雅、そして魔法と呪いの腕はこの7人の中でもピカイチ!」

『その話詳しく』

エース、グリム「「うわっ！/ふなっ！」」




今まで黙っていたAが反応し、二人は驚いた


エース「いきなり反応すんなよな〜。ビックリしたじゃん」

『いや、スマン。聞き慣れた言葉が聞こえたもんで、続けてくれ』



と促すAになんだコイツ、と思いながらもエースは話を続ける





エース「雷雲を操って嵐を起こしたり国中を茨で覆い尽くしたりとにかく魔法のスケールが超デカイ！

巨大なドラゴンにも変身できたんだったさー」


グリム「おぉ！〜ドラゴン！全モンスターの憧れなんだゾ！」

『ふーん』

エース「なんだよ」

『いや、別に』





呪いと聞こえたから聞いていたが呪いでも何でもねぇじゃねぇかよ
呪いナメんな(ナメてません)
魔法よりもっと酷い(むご)ぞ





エース「クールだよな〜……………………どっかの狸とは違って」





ニヤリと笑ったエースはそう言った。

23話→←21話

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す