魔法？いえいえ呪術です ≪２≫

62話 ページ17

『何を企んでんだ』

エース「捕まるの手伝う代わりに昼何か奢って♡」

デュース「僕も手伝う。いいだろ？」

『クッソ…(呪術は使うなって言われてるし。打つ手なしか)
はいはい、分かったよ。好きな奴奢ってやるから』

エース「オレ、購買のチョコレートクロワッサン！」

デュース「なら、僕は学食のアイスカフェラテで手を打とう」


　
　
　
コイツ等、マジでいい笑みしてやがる
俺が呪術使えないことを良いことにして―！！
使ったら一発なのに！！！



　
　
『そんじゃ、頼みましたよっっと！！！』

エース「交渉成立！んじゃ、ダメダメ監督生どのの尻拭いといきますか。デュースくん」

デュース「ああ、エースくん。昼食が楽しみだな」



　
　
テメェらいつか覚えとけよ
　
　
ニヤニヤと笑う二人を背に俺は中庭に飛び出していった
二人もその後に続き中庭に出る



　
　

〈中庭〉

　
　
二人の協力で無事グリムを捕まえることに成功
二人共意外に動けることに俺ちょっとビックリ…運動神経良いんだろうなとは思ったけど
　

　
　
グリム「やだやだ〜つまんない授業は嫌なんだゾ〜！！」

『グリム言ったよな？騒ぎを起こしたらツナ缶が減っていくって。
あーそれとも、減らしてほしかったか』

グリム「ごめんなさいなんだゾ」

『次したらマジで減らすからな』
　
　
　
　
　
　
　
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

〈大食堂〉

＿ 昼休み ＿


　
　

　
グリム「やっとお昼休みなんだゾ〜！！！」

『このテンションを授業でもやってくれ』

デュース「グリムには無理だろ」

『ハァ…それにしても昼食がビッフェ形式って豪華だな』

グリム「ふわふわオムレツ！鶏肉のグリルにベーコンエッグタルト〜！！」

エース「だーっ！声がでかい！休み時間だけ元気になりすぎだろコイツは…」

グリム「A！オレ様、鶏肉のグリルがいい！
最後の一個なんだゾ！あとオムレツも！ジャムパンも！いっぱい取って欲しいんだゾ！」

　
　
　
　
毎度毎度思うがこの小さい体のどこに
こんな大量の食べ物を入れているんだ

　
　
　
　
『おい、暴れるな。人様の迷惑になるだろ』

グリム「あだっ！」

『言ったそばから…大丈夫か？』

　
　

　
　
　
当たったグリムに駆け寄り怪我がないか確かめる

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