魔法？いえいえ呪術です ≪２≫

47話 ページ2

グリム「何なんだゾ？」

エース「呪術師？なんだそれ」

デュース「聞いたことないな」

クロウリー「人を呪う、あの呪師やまじない師の事ですか？」




お、学園長は知ってんのか
というか、エース呪術わかるのに何で呪術師しらねぇんだ？
でも、俺がやっている呪術師とは違うな





『俺は元居た世界でその呪術師をしていたんだ』



「「「「えええ〜〜〜！？！？！？」」」」


デュース「て、事は人を呪ったりするのか！？」

『おい、デュースそれ43話でも言ったが、俺のは基本的に呪いを祓う事が専門だ』←

エース「43話とか言うなよ。メタイぞ」←

『それを言うならデュースに言ってくれ』

クロウリー「話の続きを」




学園長に急かされたので
続きを話す



『恐らくここの世界も俺の世界と共通するかもしれないが、行方不明者や怪死者がいるのは
人間から流れ出す負の感情”呪い”が元凶だ。

呪いは特に学校や病院などの大勢の思い出に残る場所には呪いが多く吹き溜まりやすい。
辛酸・後悔・恥辱…人間が記憶を反芻する度に負の感情が受け皿となって、呪いが生まれる。
だから、学校の殆どが “魔除け”の呪物が置かれていた。」


エース「魔除けがあるなら安全じゃん」


『確かに“魔除け”と言えば響きはいいかもしれないが、より邪悪な呪物を置くことで、他の呪いを寄せ付けない。

“毒で毒を制す”悪習だ。

俺を含め呪術師は人数はそんなにいないから、学生である俺達が呪術師が任務に駆り出される事もあるんだ』


デュース「学生で…」

クロウリー「危険なのに行くんですか？」

『勿論、呪いは呪いでしか祓えない。だが、魔法が効く効かないは分からない以上
この学園に呪いが出たらすぐに俺を呼んだ方が安全ってことだな』





俺の話を聞き四人はブルっと身震いする

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