魔法？いえいえ呪術です ≪２≫

75話 ページ30

着々と栗を剥いていき、漸く最後の1つになるが
まだ、この後作業があることを言うとガックリとあからさまに
テンションが下がった




『首輪そのままでもいいなら…「やるか！」変わり身が早い』



　

エースはさっきと打って変わってヤル気だ
他二人も「マロンタルトの為だ…」と裏ごし作業に取り掛かる
　
　
　
　
　
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エース「だーっ！やっと裏ごし全部終わった！」

デュース「腕が痛い…」

トレイ「はは、お疲れ。苦労した分、きっと美味いぞ」

グリム「もう匂いだけでお腹一杯なんだぞ」

『これぐらいでへばんなよ。ほら、頑張れ』

　
　
　
三人はぐったりしているまま俺に目を移すと
「なんで、お前そんなにピンピンなの」と言う顔をしてくる

　
　
　
『逆に何でそんなにへとへとなんだ』

エース「使ってない筋肉使うから余計に疲れるんだよ」

『なるほどな』

デュース「Aは慣れてるのか？」

『全く、菓子作りとか初めて』

グリム「じゃあ、なんでそんなに元気なんだゾ？」


　
　
　

グリムの問いに少し黙る俺
その問いを待ち続ける三人、若干一名入ってるけど



　
　

『甘い物が食べられるというご褒美が待ってるから』

エース「動力源はそこか〜」

デュース「甘い物が好きなんだな」

『もう、大好き。一日でかなりの量食ってた』

　
　
　
　
元の世界で五条先生と一緒に甘い物巡りしたしな
アレはマジで最高
(月一で行われていました)



　
　
　
トレイ「さ、作業に戻るぞ。
このマロンペーストにバターと砂糖を加えて最後に
隠し味のオイスターソースを適量加える」



　
　

　

へぇ、オイスターソース入れるんだ
　

　
　
　
　
　

　
　
　
　

　
　
　
　

　
　
　
　

　
は？
　
　
　
　
　

『「「「オイスターソース！？！？」」」』

　
　
　
　

　

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