検索窓
今日:5 hit、昨日:7 hit、合計:5,454 hit

最終回 ページ10

最終回


「、ここが書庫です。


……何の用?治。」

鍵を開けて倉庫を見せた。

階段があり、2階へと続いていく書庫。

とても立派で広い。が、入る許可は私が下さなければ入れない。


御免。 刹那聞こえた声にピクリと躰が反応する。

先刻とは違い、優しく私の手を取る。







一つ、ぽつりと置かれたソファーに私を誘い込む。









ーーーなんだこの小説的展開ッッ!!




一寸待ってて、と立ち上がる治。


まだ何の用か聞いてないんだが…


如何やら扉を閉じに行ったらしい。




……が、それはある人物によって拒まれた。





中也 「よォ、御機嫌斜めなお嬢様?」

太宰 「なんだよ中也、邪魔しないって云ったろ」

帽子置き場みたいにじーっと黙ってるんなら善いけど?、と憎たらしく付け足す。


ーーーなんで中也が……


てか御機嫌斜めなお嬢様って私!?


かちゃ、音を立てて扉を閉める。

二人の口喧嘩がまた始まる。









(私が此方に来てからも、ずっと口喧嘩してたのかな………)


ふと、そんなことを思った。


(ちゃんと自分の気持ち、云わなきゃ駄目か…)

「……ッ、私はね、中也の物になりたくないし、武装探偵社に入りたくない。

何時通り、この関係でやっていきたい。ねぇ、これじゃ駄目なの?」

訊いてみるが、反応は無い。





「ねぇ」

上目遣いをすると食いついてくる男共。


太宰 「全く…狡いなAは……」

中也 「でも、此方も譲れないんだぜ?

手前を



自分のモノにしたい気持ちで……」

ソファーで寛ぐ私を床に押し倒す中也






「ぇ」 思わず声が漏れる。


振りほどこうとするけど、男、それに二人もいるのに勝てるはずない。

治にキスされる









目の前に二人いて、思わず目を閉じる






恥ずかしがる私を楽しむようにして二人は云う。









もっと楽しませて?









太宰治の彼女です。

色々あって頭パンクしそうだけど……









ただのデートの日だよね!?



〜ENDROLL〜

あとがき。→←ななわ


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:流畝青花 | 作成日時:2018年6月21日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。