【銀魂】白夜叉の鬼娘【第二章】 (ページ5)

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「では皆様真剣を手に取って、社長に斬りかかってください。集団でも構いません」

「色々突っ込みたいところだがまずなんで俺がやられるわけ?」

「伝説の攘夷志士……白夜叉が相手なら皆様全力で取り組んでくれるかと」

「俺木刀なんだけど」

「ハンデです」

めんどくせぇ、と吐き捨てる。しかしここまで桂様に着いてきてる時点で、最初から本気で断ることは考えていないのだろう。

ちなみに私は社長と攘夷志士の皆様の様子を眺めるだけです。

本来社長自ら戦わせるなどあってはならないのだが、後輩を相手にどれほど真剣に対応するのか……

少し興味がありまして。

そんな社長を前に攘夷志士の皆様は緊張気味だ。むしろ、彼らこそ本来の力を出せずに終わる可能性が高いか。
ううん、難しい。

「では、始め――」

合図した瞬間攘夷志士の皆様が吹っ飛んだ。先手を打ったのは――社長だった。

「俺から仕掛けんなとは言われてねーからな。あとで文句言うなよ。あと……今絶賛不機嫌だから優しくできねーわ」

「ひ、ひぃっ」

思っていたより社長は怒ってたらしい。