毒舌な彼と。【一松】

毒舌7 友達 ページ8

一松side

貴「ほらほら〜、猫じゃらしだよ〜♪」

一松「貸して」

Aの手から猫じゃらしを奪うと、俺はさっきの猫を相手していた。

チョロ松「長居して迷惑じゃない?ゴメンね、うちの弟が」

貴「大丈夫です!あっ、そうだ一松さん!」

一松「何?」

いつも通り、無愛想に返事をしてしまう。

貴「あの、もし迷惑じゃなかったら友達になりませんか?」

一松「…友達とか必要ない」

チョロ松「おい一松!」

おそ松「まぁ待て」

一松「でも、俺なんかで良ければ」

猫を撫でながらそう答えた。ぱあっと笑顔になった彼女は、喜んで「よろしくね!」と言ってくれた。

カラ松「人生初の友達が出来たようだね」

一松「これ、俺の連絡先」

貴「ありがとうございます!」

十四松「一松兄さん顔赤いよ!」

熱でもあるのか俺。

おそ松「一松ズルイぞ!」

一松「ズルくないけど」

トド松「兄さん耳まで真っ赤だよ」

一松「ちっ…」

十四松「ねぇAさん!野球やろうよ野球!」

貴「なんで急に…」

十四松「もちろん一松兄さんは強制参加!」

猫と戯れてたいんだけど。却下したら十四松が「じゃあAさん連れてくね!」と言ったから仕方なくついていくことにした。

…何でこんなに胸が痛いんだ?

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