冷たい心【鬼滅の刃】

冷たい３ ページ4

「………申し訳ございません、早く連れてってよ」

「も、申し訳ございません！」


やっと竈門が去った後柱合会議が始まった








つまらない会議が終わり帰ろうとした

「オイ、待てよ」

風柱が僕を呼んだ

「………なんですか？風柱さん」

「っ！」

悲しい顔をした風柱

どうしてそんな悲しい顔する？

「…Aさん、腕を手当てします」

蟲柱さんが僕の腕を触ろうとした

ぱしっ！

「っ！」

「僕に触らないでくれます？」

不愉快ですと言ったら

「胡蝶は君の心配して「だったらなんです？」！！」

炎柱さんの言葉を遮った

「僕は心配してって頼みましたか？一刻も早くここを去りたいのに呼び止められて僕は怒っているんですよ…、こんな怪我で蟲柱さんの屋敷になんかいきたくないですしね」

「………」

「それに大怪我しても僕は手当てにいかないので………皆さんはいつものみたいに僕抜きで楽しくやってくださいよ」


皆静かになった

何も言わない、何も言い返せないでいた


「それじゃ僕はこれで」









Aが去った後柱達は

「A、変わちまったな」
悲しい声でいう音柱 天元

「………」
いつもの元気がない炎柱 杏寿郎

「…う、ひく…Aちゃん………」

「泣くな、甘露寺」
Aの名を呼んで泣く蜜璃
泣くなと言って本当は自分も泣きたい小芭内

「………」
払われた手を擦るしのぶ

「………」
黙ったままAの後ろ姿を見つめる義勇

「…Aさん」
心配そうな顔をする無一郎

「………」
静かに涙を流す行冥




「…A」

"ごめん"
それしかAに言えなくて
あの時Aを信じてあげられなかった自分を後悔する実弥

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