箱の中から出てきて、｢私がプレゼントだよ！｣と言ってみた ページ42
gr
「ほう？Aがクリスマスプレゼント、と。」
リボンでぐるぐる巻きになったAを引き止めて、ニヤリと笑うと、Aをひょいと抱き上げました。
「俺の言うこと聞いてくれるんやもんな？」
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「はぇ…？」夢だと思っているらしく、不思議そうに首を傾げて何度も目を擦ります。本物だよ、と言えば照れくさそうに抱きついてきました。
「特別な日のハグもええもんやな、」
os
「ほぉー？それはええこと聞いたわ」
Aからそう言われた瞬間、口元をキュッと上にあげます。
彼のスイッチはいとも簡単に入りました。
「な？俺へのプレゼントやもんな、A」
ht
「えっ、本当？」すぐさま目を爛々と輝かせて貴方の手を握るひとらん。
貴方がてらくさそうに頷けば、途端に悪い笑みを浮かべました。
「今日は聖夜、なんだから。夜も楽しもうね？」
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「…ほぉ？プレゼントかぁ、そらええな」
タバコを吸いながらにこにことして答える兄さん。
しかし、あなたが巻いていたリボンをしゅるしゅると解くと、にやにやしながら言いました。
「来年は紫色にしてな？覚えといて？」
sn
「えっ、Aちゃんが？そりゃ嬉しいな」
持っていたビールの缶を１回置いてからにこにことして言いました。そして、もう一本ビールを持ってくると、こう言いました。
「俺と対決しよっか。…負けた方は、勝った方の言うことをひとつ聞く！…なんてどう？」
ut
「えっ？ホンマに？ええの？」
何度も肩を揺さぶりそう聞いてくる彼。いいよ、私がプレゼント、ともう一度いえば、ニヤリとして抱き上げ、寝室に向かいます。
「そうなるとやる事はひとつやもんな？」
sha
「はっ、え？Aがぁ？」
冗談だと思ったらしく、ひとしきり笑います。しかし貴方がそのままじっと見つめていれば、彼は少し目を逸らしたあと、ボソリと呟きました。
「俺のええようにしたってええの？」
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杠葉 - 初めまして、とても素敵な作品でした…！占ツクの小説で初めて泣いてしまいました。これから全力で応援させて頂きます…！ (2022年1月22日 3時) (
レス) @page40 id: 2d4f53e34e (このIDを非表示/違反報告)
雲雀(プロフ) - ネイトさん» 了解です！リクエストありがとうございます！！ (2020年12月29日 4時) (レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
ネイト - 雲雀さん» なるほど！ありがとうございます！リクエストが「帰った後にみんなに説教される」みたいな感じなのってお願い出来ますか？ (2020年12月29日 0時) (レス) id: 58c935ec98 (このIDを非表示/違反報告)
雲雀(プロフ) - 月宮さん» 月宮さん、コメントありがとうございます！これからも精進して行きますゆえ、続編も楽しんでいただけると幸いです！ (2020年12月28日 20時) (レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 - 完結おめでとうございます！続編も楽しんで見させて頂きます！これからも頑張ってください。 (2020年12月28日 20時) (レス) id: a0f47df358 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲雀 | 作成日時：2020年12月4日 2時
