多くを愛せよ、アドレセンス【w．r．w．r．d】 (ページ6)

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【zm】蜜月甘美に貴方の愛ページ6

⚠ヤンデレ…？要素があるやも

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嗚呼、とため息が思わず漏れた。

愛しい愛しい彼女が、怪我をした俺のために絆創膏を持ってきてくれた。

…そんなこと、と思うだろう。

そんなことでも俺にとっては嬉しくて愛しくて堪らないのだ。

「A、ありがとうな？俺の為に、絆創膏、持ってきてくれたんよな？」
俺がすっと頬を撫でれば、彼女も感嘆の息を漏らす。
『いいの、私、ゾムの為なら何だってするの、ほら、お手手出して？』

彼女の言う通り素直に怪我をした部位を出せば、彼女はそこに丁寧な手つきで絆創膏を巻いた。
すぐに血が滲むが何も気にならない。

彼女の後頭部を掴み、半ば強引に引き寄せ、唇と唇を重ねる。
彼女とのキスは、いつもはちみつより、チョコレートより、何よりも甘い。

『んっ、ふっ、ぞ、むぅ、』
「あ、ん、まり可愛い声出すなや、」

抑えきれんくなる、と言ったと同時に、彼女を床に優しく、強く、押し倒していた。
彼女の此方を恍惚と見つめる視線に、溺れていってしまいそうで。

『あまえんぼゾム。大好きだよ。』
「ふは、お前も甘えんぼさんやろ？」
彼女の背をなぞり、耳に息を吹きかければ、彼女の声は高く、高く、甘くなる。

スィーツは甘い、甘味は癒しである。

「は、Aほんまに甘い、かわいい、あいしてる、」

お前より甘いモンなんて、要らんわもう。