多くを愛せよ、アドレセンス【w．r．w．r．d】 (ページ21)

今日:5 hit、昨日:9 hit、合計:16,394 hit

【sha】ラブラブデートは喧嘩より始まるページ21

「…なんで起こしてくれんねんアホ！！！」
『起こしたよっ！！起こしたのに起きなかったのはシャオちゃんじゃん！！！』
「嘘こけ！！！」

なんで私は、昼過ぎから彼氏のシャオちゃんと喧嘩してるんでしょうか。

たしかに、今日は朝早くから皆で集まるからと言うことで、起きるのに自信の無いシャオちゃんに起こしてと頼まれていた。
だから、お越しはしたのに、全く起きない。
何回頭叩いても起きない。

だから私はアラームを5分ごとに設定し、最大音量にしてリビングに居たのだ。
そしたら30分後に起きて、今に至る。

「っも～…今から行くのもめんどいし…ばっくれたろ…」
お前のせいだと言わんばかりの目線を寄越されるが、私は本当に無関係です。何も悪くないです。

いつもなら先に折れる私がここまで意固地になるのがどうやら堪えたらしく。
家を出たかと思えば、私の好きなケーキを買ってきて「ごめん…」なんて謝ってきた。

『いいよ、私も起こしきれんくてごめんね？』
と頭を撫でれば、「ん、」なんて抱きしめてくる彼。
可愛らしい。

『そうだ、今からお弁当一緒に作って、ピクニックしようか？』休みになっちゃったんだし、とニヤリと笑えば、「ほーん？」なんて興味津々の目で見てくる彼。

善は急げ、と二人で弁当を作り始める。
ちなみに、熱々の米をおにぎりにする時、「あっつなんやこれ！」って言ってたシャオちゃん可愛かったな。

2人で公園に迎えば、赤色黄色と色々な色で木々が色付いていた。

「んふ、たまにはこういう日もありやな？」
『でしょ？』

2人で手を繋いで歩き回った公園は、いつもより何倍も楽しかった。

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

tn「何あいつ電話に出えへんのやけど」
kn「まじかぁ！あいつも尖ってんなぁ！」
ut「いやシャオちゃんまじかぁ…彼女といい感じなんやろな…いじったろ」