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3、さよならクソ姉貴 ページ5

Aside

「はぁ!?!」突然すぎる質問に、姉が動揺しながら叫んだ。
「どういうことよ!!!」と姉が強気で聞き返せば、鬱陶しそうに顔を顰めた後、「だから、実の妹かその隣の彼氏、どちらかを人質に寄越せと言ったんだ。」聞こえなかったのか?なんて皮肉まで付け足す金髪の人。この人強いな。

「なによそれ…」
少しでも、悩んでくれるのかもしれない。
そう思った私の願いは、次の一声で粉々に砕け散った。
「もちろんこの忌々しくて汚い妹に決まってるでしょ!!!」変な質問しないで!ときっと睨む姉に、もはや感心すら覚える。

すると金髪の人は「やはり噂に聞く以上のクズだな!計画通りだ!」なんて面白そうに言う。

噂に聞く以上のクズ…?計画通り…?

発される言葉に目を白黒させていれば、隣の赤マフラーの彼が目の前で屈んだ後、「という訳で、攫ってもいいですかねぇ?」と申し訳なさそうに言う。多分この人は常識ある人なのだろうし、嫌だといえばきっとそのまま帰ってくれるだろう。

でも、今の私は、このクソみたいな国から抜け出したかった。

だから差し出された手を強く握る。

『さらってください。こんな私でよければ』

その言葉を聞くや否や、「任せとけ」と赤マフラーの彼に姫抱きされる。
まるで映画のワンシーンだ、こんなの。

バァン!と開け放たれたドアには、焦ったような顔をする父と母。
こんなに醜く思っていた奴らとは、今日で絶縁なのだ。気分がいい。

「おい小娘、最後に何か言うことは無いのか?」
金髪の人がくいっと顎を父達の方向に向けた。
まるでその瞳は、俺を楽しませてみろ、と言うようで。
ありったけの恨みを込めて、私は叫んだ。

『ご達者でな、クズ人間共!』


その一言を告げた瞬間、私を抱いた彼と金髪の彼は窓から飛び降りる。
ヘリから垂れている紐を掴んで、引き上げられていく。
「ふはは!!!それでこそ俺の見込んだ娘だ!!」
「いやぁ、ええ口してるわ」なんて褒めてくれて、本当に気分がいい。

「あ、これ。最後に1発お見舞したり?」
なんてヘリを運転する緑色のフードの彼が渡してくれた手榴弾を、ピンを抜いて端っこの方の別棟へと投げ捨てた。
爆発したのを見届けて、私は金髪さん達に向き直った。

『これからよろしくお願いします…でいいですかね?』
なんて変な私の挨拶を聞いて、彼らは満足そうに微笑んだ。





「小娘、なんであんなとこに投げたんや」
『いや、あそこ宝物庫なんですよね。』
「…ふはは」

4、こんにちは、お嬢さん→←2、急すぎる救世主



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雲雀(プロフ) - わらび餅ィさん» なんとも嬉しい言葉…!これからも頑張ります!! (11月28日 18時) (レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ィ(プロフ) - 雲雀さん» こう言う系あまり読まないからどうだろうとか思ってた自分を殴りたいくらい面白いので頑張ってください! (11月28日 14時) (レス) id: a2949d225d (このIDを非表示/違反報告)
雲雀(プロフ) - わらび餅ィさん» わらび餅さん、返信遅れてしまい申し訳ございません!はわ〜!!ありがとうございます!!これからもどうぞよろしくお願いします!!面白いお話を皆さんに届けられるよう頑張ります!! (11月28日 14時) (レス) id: 4aed07b718 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ィ(プロフ) - こんばんは!物語面白いからいつも読ませて貰ってます!ランキング1位おめでとう御座います! (11月25日 18時) (レス) id: 41f911fbc7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雲雀 | 作成日時:2020年11月21日 1時

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