ポッキーゲームをさせてください 2nd 【瀬見英太】

#ポキポッキー ページ17

瀬見side



男 ｢瀬見！明日だけど誕生日おめでとうな｣



瀬 ｢おうさんきゅ！｣



男 ｢んで、これが俺の誕プレ。食いかけだけど｣



瀬 ｢新しいのをくれ。でもありがとな｣




教室に入ったら、机の上にポッキーの箱のピラミッドがあってビビったわ

これで当分お菓子には困らねぇな




女 ｢瀬見くん！はいこれ｣



瀬 ｢お？まじ？ありがとな｣



女 ｢手作りだから、美味しいか分からないけど…｣



瀬 ｢一生懸命作ったものは何でもうめぇよ｣



男 ｢この天然タラシが｣



瀬 ｢タラシなんかじゃねーよ。本音言っただけだし｣




すげぇケーキじゃん。こんなのもらうの初めてだな

凛好きそう…一緒に食うかな




男 ｢瀬見今さ、凛ちゃんの事考えたべ｣



瀬 ｢なっんで分かったんだよ｣



男 ｢ニヤニヤしすぎ。マジわかりやすい｣



瀬 ｢まじか｣



男 ｢で、瀬見は凛ちゃんとどこまでいったの？｣



瀬 ｢ど、どこまでって…抱き着いたり…くらい｣



男 ｢うっそだろ瀬見ぃぃ｣




な、なんだし。んな胸ぐら掴まなくてもいいだろ

俺なんか言った？




男 ｢手を出したくねーのかお前は。あんな可愛い子が、｢英太ぁ♡｣なんて言ったらすぐさまベッドだわ｣



瀬 ｢んな破廉恥な｣



男 ｢何が破廉恥だタラシ。凛ちゃんはどう思ってんのよ｣



瀬 ｢あー見えて恥ずかしがり屋だし…照れ屋だし…でも先手打つのは得意で…｣




昨日のこと思い出しちゃうわ

やっべ…落ち着け俺




男 ｢似たもの同士ってことは分かった。んじゃ、プレゼントは決まりですな｣



瀬 ｢凛からのか？｣



男 ｢そそ。だからさ、これ渡しとくぜ｣



瀬 ｢なんだよ｣




財布？金くれんのか？




男 ｢ほれ｣



瀬 ｢っ//…これは…おい…ぇ｣



男 ｢持っとけよ一応な｣



瀬 ｢い、いらねーよ｣



男 ｢いるわアホ！財布入れとけよ？失くしたらまたやるからさ｣




ちょっと派手めな袋に入ったもの

買うのも使うのも躊躇ってたやつ




まだ…いや…えっと…使わねぇよな？
.

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