とある軍の幹部事情！Story3 (ページ14)

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第103話　byナガンレアページ14

シーナが皆に声を掛け、一旦会議は御開き。

「ねぇ、お姉ちゃん。色んなお話したい！」
「良いよ、武器商人とかの事聞いてみたいからね」

弟モシンと会話をしながら食堂を後にする。
しかし3ヶ月後……結構な準備期間だな～……と思いながら病室近くまで行く。

「病室の中だと騒がしくなって迷惑だしここで話をしようか」
「うん！じゃあまずはどんな話からしよっか！」

和気藹々と話している姉弟の姿はとても微笑ましい光景だと思う……けど話している内容は殺伐としている。

「いやー、この前大量注文が来たときはビビったよ。注文先がヘンメルでね。あの時断っとけば良かったね……でも結構な報酬が出たからさ…」
「話を聞く限り生活厳しそうだもんね、結構な報酬が出るんだったらやるしかないよね～」

…………え？

「待って待って、武器提供したってこと？」
「うん、フリーの武器商人だもん。あ、これが提供した武器リストー」

そう言ってモシンからリストをもらう。
結構注文した様で物騒な武器の写真とかが載っている。

「リスト渡した事他の商人とかには内緒にしててよ？」
「分かったよ、ありがとね」

感謝の言葉を言いながらモシンの頭を撫でる。めっちゃ可愛い顔してる……！

「あ、そうそう……新型の武器とか作りたいから武器とか作る部屋借りて良いかな…？」
「うーん、私には分からないからアルさんとかに聞いたら良いと思うよ」
「分かった！それじゃ行ってくるね！」

無邪気にこの場を走り去るモシン。

……可愛い。