【続編！】 とある軍の幹部事情！

第83話　byウィル ページ42

「やだぁぁぁぁぁぁぁ！！！！僕は絶対に注射なんてしないもんんんんん！！！」

まるで三歳児のように泣き叫ぶのはサンレーム国の総統のウィル・ライニーだ。
その声を聞き捕獲隊のクロ達が出てきた。

「ウィルを見つけたぞ！！！！」

そう言って追いかけてくる。
ちょっと待て....スタンガンはダメだろ！

「クロ...ごめん。僕は絶対にできないよ...」

そう言ってクロから逃げる。
後ろを注意しながらも必死になって逃げる。
だって、絶対に注射したくないもん...

「おい！ウィル！逃げるな！」

そう言いながらクロとルヴァナが追いかけてくる。
何で武器持ってきながら追いかけてくるんだよ！
危ないだろ！仮にでも総統なんだぞ！

そう心の中で思いながら渡り廊下を走って抜けていく。一般兵の塔にも乱入したが古参の兵はまたですかとため息をつき新人達は敵襲か？と慌てている。この時期になれば追いかけっこが始まる事を教えておいて欲しかった。

「何で注射しなくちゃいけないんだよ！別にしなくても死なないじゃんか！」

「病気があった時の為だろ！ウィルが死んだら誰がこの国の総統やるんだよ！」

クロが説得しようと話しかけてくるが今の僕には何も納得する事が出来ない。
だって、別に採血とかしなくても生きていけるじゃんか！

「あっ！ウィル見っけ！」

ルヴァナが僕を見つけて追いかけてくる。
いやだ！僕は絶対に注射なんてしないぞ！

_____
まぁ、私も注射嫌いだわ
(採血で気絶した人)

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