【続編！】 とある軍の幹部事情！

第52話　byナガンレア ページ8

「…お父さん、私は元気だよ、元気に軍人やってる」

お父さんの墓の前で呟く。

「ナガン……」
「あ、私は全然平気だよ、あの……だから、心配しないで？」

後ろで心配するカービナ達。確かにあの頃は悪かったって……


さて…そろそろお墓の掃除とか終わったし、帰ろう。
手伝ってくれた皆に感謝。

「あー、お腹すいたねー」
「そうだよね、ご飯楽しみ！」
「あぁ…そうだな。今日は特に旨い飯だろうな」

そう、話し、笑いながら歩いていると何かの気配を感じ取った。

「っ！！！」

素早く銃を引き抜き、何かの気配に向かって撃ち放つ。
それにはイズマ達も驚く。

「ど、どうした」
「な、何かいたから……」

撃った方向に向かうカービナ。すると突然笑い出した。

「あっはは！！もう、ナガンったら！これは落ちてきた木の実よ！」
「…え？」

証拠と言わんばかりに撃ち抜いた木の実を掲げる。
正確に撃ち抜いているのがなんとも言えない。

「射撃上手くなったねぇー、流石流石」
「でも無駄なところで銃弾を使ったな」
「そ、そうだね……は、ははは」

思わず引きつったような笑い方をする。

お父さん……私はまだまだな様です、何の気配かを感じ取るのは難しい……

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