吉原炎上篇2 ページ2
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月詠「わっちらは、主を死なせる訳にはいかぬ、帰れ。主が死ねば日輪の今までの辛苦が水泡に帰す」
晴太「…。」
銀時「…おい、多分な心遣い痛み得るがね、どうやら手遅れらしいぜ」
銀魂は背後にいる阿伏兎の存在に気付き、こちらを向く
神楽「…傘……まさかっっ!!アレは…あの傘は…」
傘で隠れていた阿伏兎の顔が明らかになる
神楽「夜兎!?なんで、、なんでこんな所に夜兎が」
銀魂「どうやらせっかく用意してくれたアンタの逃げ道も手が回っていたようだぜ」
月詠「違う」
銀時「あ?」
月詠「あれは鳳仙のまわし者じゃない。あれは…」
阿伏兎「………ガキをよこせ。そのガキをこちらによこせ」
神楽「ぎ、銀ちゃんヤバいアル、アイツとびきりヤバい匂いがするアル。血の匂い…生田の戦場を息抜き染み込んできた血の匂い、本物の夜兎の匂い。なんでこんな所に……っ!?」
その瞬間阿伏兎が晴太を目掛けて走る
月詠が十数本のクナイを阿伏兎目掛けてなげるが
全て傘によりはじかれる
月詠「ッッッ!?!?!?」
阿伏兎が月詠の顔を掴み地面へ叩きつける
月詠「ッッ!!早く!今のうちに逃げろ!」
新八「月詠さん!…!?!?下から!!!」
4人が立っている真下から傘で無数の穴が
こじ開けられる
銀時「!?ぐはッ!!!!!!何っ!?お前…っ!?!?」
『…っ!?』
穴から出てきたAの攻撃により壁に激突
神楽「銀ちゃん!!!」
新八「…夜兎が2人!?」
晴太「クソっ!離せ!!!!」
阿伏兎によって捕らえられ身動きが取れない
神楽「晴太ァァァァァァ!!!」
晴太を救出しようとする神楽の背後に
神威「……邪魔だ。どいてくれヨ、言ったはずだ弱いやつに興味はないって」
神楽「ッッッッ!?!?!」
神威が傘でふりかかる
銀時「神楽ァァァァァァ!!!」
耳を塞ぎたくなるほどの爆発音と共に足場が崩れ落ちる
晴太「銀さん!みんなァァァァァァ!!!!!!」
瓦礫と共に下に落ちてしまったみんなに向かって叫ぶ
阿伏兎「やりすぎたかねェ、うるさいじぃさんにドヤされそうだ」
『…………』
神威「A、顔色悪いヨ。………知り合いでもいたの?」ニコッ
『…いや』
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作者名:フルーツポンチ侍 | 作成日時:2019年10月31日 23時