【龍ﾈ申】あのね、好きかも【短編集】 (ページ21)

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独占欲も小さなときから　#5 ページ21

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＿＿＿A選手と大塚選手は幼馴染だとお聞きしましたが本当ですか？

「そうですね、幼馴染です。

いやもーー、なんやろ、腐れ縁もここまで来るか、みたいな。
Aとは切っても切れへん仲っすね」

「切れないですねーー」

「切りたいんか」

「んなこと言ってなくない？(笑)

大塚選手はあのー、私の一個上なんですけど、
すごい仲良くしてくれてましたね。

高校はね、京都行かれたので
そこからはあんまり話せなかったですけど」

「僕がね、教えてたんです。バレーを。

高校なるまで手取り足取り〜って感じやったんすけど、
僕が京都行ってからはビデオ電話で教えつつ、でしたね。

けどもう、あんま僕が教えんくてもいいんちゃうかなーって思うくらいにはなってましたけどね」

「いやもう、ぜんぶ大塚選手のおかげです」

「Aのバレー人生は僕が作ったゆーても過言やないですからね」

「過言やね」

＿＿＿大塚選手の1つ下…ということは髙橋藍選手と同い年ということですよね？

「そうですね、同い年です」

＿＿＿そこは何か、交流があったりしたんですか？

「そうなんですよね、そこなんです。

………ないんです(笑)」

＿＿＿ないんですか！(笑)

「今でこそその…代表に選んでいただいたのもあるし、
大塚選手が共通の友人だからっていうのもあって
お話する機会は合ったんですけど…

……ねえ大塚選手？(笑)」

「…(笑)

僕がね、会わせんかったんです、2人を(笑)
高校、から卒業して…にかけて髙橋藍選手とは仲良くはなったんですけど、どーしても会わせたくなくて(笑)

同い年やしバレーしてるから話弾むやろなとは思ったんすけど…
ほら、幼馴染を取られたくないっていう、アレやん！(笑)」

「自分で言っててちょっと恥ずかしがるのやめてよ(笑)」

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