【文スト】大学行こうとしたら人にぶつかって、謝ろうと振り返ったら横浜のド真ん中で(゜ω゜)!?ってなってます【トリップ】

七話：貴「ネタバレ駄目、絶対いいぃぃ」 ページ8

太「……みじんこさん？大丈夫かい？」

我に返ると、私の目の前で太宰さんが手を振っていた。

貴「大丈夫ですが……」

そう言うと太宰さんはにこりと笑った。

太「なら良いんだ。なに、敦君の話や私達の仕事の話でショックを受けてしまったのかと思ってね」

貴「ああ、そんな事は無いので大丈夫です。」

それを聞いた太宰さんは、再び「そう、良かった」と言って天井を見上げた。

太「あの鴨居、頑丈そうだね……たとえるなら人間一人の体重に耐えられそうな位」

国「立ち寄った茶屋で首吊りの算段をするな」

あーっとこの流れは

太「違うよ。首吊り健康法だよ、知らない？」

国「何、あれ健康にいいのか？」

貴「下手したら死んじゃいますよ。手帳のページの無駄です、メモはしない方が良いかと」

私がそう言うと、太宰さんと国木田さんは驚いたようにこっちを見る。

……ん？ｱｯ(察し
やっちまったぁ(^q^)

太「どうして君……私が国木田君に首吊り健康法の遣り方を教えると判ったの？」

国「……何故、俺がそれを手帳にメモすると判った？」

彼らは驚きで目を丸くしながら私を見つめる。

貴「……少し考えれば分かりますよ。太宰さんは適当な事言いそうですし、国木田さんは真面目そうだから手元の手帳にメモしそうだなぁ、と。現に国木田さん、健康にいいって信じたじゃないですか？」

ね？と笑いながら言う。
すげぇ我ながら口からすらすらと出てくるもんだな

自分の言い訳の上手さに驚いていると、二人は信じてくれたようで、納得したように頷いていた。

太「成る程ねぇ、これは一本取られたな」

国「丸で乱歩さんの様だな。みじんこ、と云ったか。貴方は探偵の素質が有るようだな」

貴「それは、どうも」

乱歩さんって江戸川乱歩だよね？超推理の人だよね？
ｴｯ待ってそこまで読んでないから分からない！！

八話：国「俺を置いて話を進めるんじゃない！説明しろ太宰ィィ！！」→←六話：中「みじんこさんの云っていた通りですね、人助けを選んで良かったです」

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