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三十七話:貴「賢治君、可愛い顔してとんでもないね……」 ページ38

国木田さんが苦い顔をしつつ、賢治君の肩を叩いたその時

入口から「うわっ!?」と声がして、机をガタガタ動かす音が聞こえてきた。

中「み、皆さん無事なんですか!?」

その言葉と共に、机の向こうから敦君が入ってきた。

貴「あれ?敦君だ。国木田さーん、聞いてた話と違いますよ?どこにも行ってないじゃないですか」

国「知らん、俺に聞くな!帰ったか小僧、勝手に居なくなる奴があるか!Aのお陰で無事ではあるが、散らかったのには変わりない。片付け手伝え」

中「Aさんの……?あ!そうか、異能力!」

納得したように頷く敦君。
その後ろでは、賢治君が机を片手で持ち上げながら、黒服の一人の腕を掴んでいた。

宮「国木田さーん、こいつらどうします?」

国「窓から棄てとけ」

……(゚ω゚; )!?
……
(゚д゚; )!?!??

思わず二度見してしまった。
聞き間違いかとも思ったが、私の耳は正しかったようで、賢治君は「はーい」と返事をした後、割れた窓からひょいひょいと黒服達を投げていった。

探偵社も、マフィアに負けず劣らず物騒じゃん……

そんな事を思っていると、賢治君が私の方を見てきた。

宮「あ、Aさん。足元の人、貰っていいですか?」

貴「ぇあ、あぁ……はい」

心の中で「ごめんね」と思いつつ、黒服の腕を掴んで引っ張り、賢治君の所まで運んで……行ければ良かったんだけど無理だったので、引きずって行った。

賢治君は笑顔で「有り難う御座います!」と言いながら、黒服を窓から投げた。

窓から下を覗くと、黒服達でピラミッドみたいなものが出来ていた。道行く人達は怪訝そうな顔をしながらも、何事も無かったかのように歩いていく。

少し可哀想だなぁ、と考えながら窓から離れ、片付けを手伝おうと後ろを振り向くと、乱歩さんが立っていた。
……ワリと至近距離に。振り向いたら目の前に顔があった、くらいの距離に、乱歩さんが立っていた。

三十八話:江「ほら行くよ!案内宜しくね!」貴「よ、宜しくって……私分からないんですが」→←三十六話:貴「普段、厳しい人に褒められたら嬉しいよね。飴と鞭ってこういう事なのかな」


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- 終わり!?よければ続きを書いていただきたいです! (8月4日 16時) (レス) @page40 id: c79aedafe2 (このIDを非表示/違反報告)
アミィ(プロフ) - 続き楽しみです! (2022年11月20日 19時) (レス) @page40 id: c9eebc8f54 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - すごく面白いです! (2020年5月27日 15時) (レス) id: bb617ea598 (このIDを非表示/違反報告)
柊まふ(プロフ) - 面白いです!続きが気になります! (2019年6月25日 18時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
りぼん - 国木田さん大好きなんでオチ希望です! 続編全裸待機 (2019年5月5日 1時) (レス) id: b54d609d72 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宮野 x他1人 | 作成日時:2017年2月16日 16時

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